熱を帯びるライバル物語 ナダル叔父が甥の成功を予言「フェデラーの19に到達する」
確信を得た全仏オープンの優勝「そこを争う一番のポジションに立てている」
記事では、「トニ・ナダル、ラファはフェデラーのグランドスラム制覇の記録に並ぶと宣言」と見出しを立てて特集。盟友にしてライバルであるフェデラーの優勝回数19回に並ぶと予言している。
「フェデラーの19に到達する。私はそれが起こると考えている。それは難しいことだが、ローラン・ギャロス(全仏オープン)を制した時、私はさらなるタイトルが手元に訪れると自信を深めた。12、13、14(回)では、彼はそのレベルに到達することはないと皆思うだろう。だが、彼は16つ目を勝ち獲った。そこを争う一番のポジションに立てているということだ」
故障に苦しんだ2016年を経て、今年6月の全仏オープンで歓喜の優勝。四大大会で2014年の全仏オープン以来、15個目となるグランドスラムのタイトルを手にしたことで、かつて想像もしていなかったフェデラーと肩を並べる甥の姿を、トニ氏はイメージできたという。実際、全米オープン制覇でさらにひとつ数字を伸ばしてトップのフェデラーに次ぐ2位と十分に競い合える位置につけており、深めた自信は“確信”へと変わったようだ。
「もちろん、以前は想像もしていなかったことだ。だが、正直に言おう。私はラファエルがさらにグランドスラムを勝ち取ると確信している」
9月11日発表の世界ランキングで、2011年以来となるトップ2を独占したナダルとフェデラー。2人が織りなす「ライバル物語」はさらに熱を帯びていきそうだ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer