“男子超え”コルトルナヤ、初めてエテリ氏に褒められたと告白「満足してるわ、と…」
フィギュアスケートのロシア選手権は27日、女子ショートプログラム(SP)でグランプリ(GP)ファイナル覇者、アリョーナ・コストルナヤが驚異の89.86点をマークし、首位に立った。非公認ながら、自身の世界最高得点を大幅に上回る完璧な演技で男子SPより高得点をマーク。演技後、振り返った16歳はコーチのエテリ・トゥトベリーゼ氏に初めて褒められたことを明かした。
エテリ氏に褒められた16歳「初めてそういった言葉を聞きました」
フィギュアスケートのロシア選手権は27日、女子ショートプログラム(SP)でグランプリ(GP)ファイナル覇者、アリョーナ・コストルナヤが驚異の89.86点をマークし、首位に立った。非公認ながら、自身の世界最高得点を大幅に上回る完璧な演技で男子SPより高得点をマーク。演技後、振り返った16歳はコーチのエテリ・トゥトベリーゼ氏に初めて褒められたことを明かした。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
沈着冷静なコーチも褒めざるを得ない演技だった。コストルナヤは冒頭の3回転アクセルを決めると、3つのジャンプの要素を完璧にこなした。叩き出した得点は89.86点。国際スケート連盟(ISU)の非公認となるが、自身がGPファイナルでマークした85.45点を4.41点も上回るハイスコアとなった。
今大会の男子SP首位のマカール・イグナトフは88.88点を超える高得点。圧巻の“男子超え”の演技は海外メディアから絶賛されていたが、ロシア紙「スポルトエクスプレス」によると、コストルナヤはトゥトベリーゼコーチから「私は満足しているわ」と褒められたという。
「エテリ先生から初めてそういった言葉を聞きました。褒めてくれました」と振り返ったコストルナヤ。「ナーバスにはならなかったし、そうならないように努めました。満員の観衆が良かった。お客さんが多ければ多いほど、いいんです」と語り、強心臓ぶりも明かしていたという。
今大会前にはSNSの更新が途絶えていたことから、大会欠場する噂もロシア国内であった。それについて問われ、本人は「それは知りませんでした。ダニイル・グレイヘンガウスコーチが(空港の)チェックインカウンターで、その記事を見せて『アリョーナ、君は出発するの?』と(冗談で)言いました」と答えたという。
厳しい指導で知られるトゥトベリーゼ氏も称えたSPの演技。しかし、フリーでは2位のアンナ・シェルバコワと3位のアレクサンドラ・トルソワと4回転ジャンプを持つ同門の2人も逆転を狙ってくる。GPファイナル表彰台を独占したエテリ組の激突はどんな展開となるのか。見逃せない戦いとなる。
(THE ANSWER編集部)