6月に下部ツアーVのセキが初々しい日本語で決意「レギュラーツアーで優勝したい」

　日本女子プロゴルフ協会（LPGA）は18日、都内のホテルで年間表彰式を開催した。6月に下部のステップアップツアー・日医工女子オープンで優勝したセキ・ユウティン（中国）が初出席。多くのテレビカメラに囲まれ「レギュラーツアーで優勝したい」と初々しい日本語で来季を見据えた。

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　晴れやかな舞台で一層と輝いた。グレーの衣装の胸元に白い花飾りをつけたセキ。壇上に上がると、笑みを浮かべて一礼した。ツアー優勝者らが出席できる煌びやかな祭典。下部ツアーながら1勝を手にした21歳は、緊張の面持ちで他の選手たちと肩を並べた。この日はテレビカメラに囲まれると、たどたどしい日本語で「（表彰セキ出席は）とても嬉しいです。一番大事な目標はプロテストとQTで通ることだった」と振り返った。

　今季はプロテストに合格すると、来季の国内ツアー出場権をかけた最終予選会で通算5アンダーの9位に入り、来季のレギュラーツアー前半戦の出場権を獲得。「プロテストは緊張した。最後まで頑張って集中して合格した」と笑顔。中国代表として出場を狙う東京五輪について「来年の五輪はちょうど馴染みのある日本の環境なので、とても参加したいです。五輪のために頑張りたいです」と力を込めた。

　2017年に日本のレギュラーツアーに本格参戦したが、32試合のうち17度で予選落ち。最高は13位だった。リベンジに燃える来季へ「もっと自信を持ってレギュラーツアーを頑張りたい。今年も同じようにトレーニングを頑張って、ショートゲームを頑張りたい。レギュラーツアーの初優勝を目指したいです」と宣言。日本のファンに何と呼んでほしいか問われると「ユウティンって」と笑みを振りまいた。

　当面の目標はレギュラーツアーの初優勝。前半戦で活躍すれば、後半戦の出場権も得られる。日本で長く活躍するためにも重要な一年だ。