SNSで謎の挑発動画を投稿「2月22日はオレがこんな風に見えるようにしてやるぜ」

　ボクシングのヘビー級元3団体統一王者のタイソン・フューリー（英国）がインスタグラムを更新。来年2月に世紀の再戦を行うWBC世界ヘビー級王者デオンテイ・ワイルダー（米国）に対し、ユニークすぎる挑発動画で宣戦布告した。自身を分身させ、画面いっぱいに広がり、パンチを打ち込む映像を公開。「2月22日は、オレがこんな風に見えるようにしてやるぜ」と挑発し、海外ファンに「これ、ウケる（笑）」「卵パックに見える」と笑撃が走っている。

　ボクシング界きってのエンターテイナーが笑撃の挑発でファンを沸かせた。きっかけとなったのは、インスタグラムで公開した1本の動画だった。黒のノースリーブウェアでカメラに向かってパンチを打ち込むフューリー。トレードマークのスキンヘッドが無数に分身し、同じ動きでを繰り出す。画面いっぱいに60～70人はいようかというフューリーが最後は強烈な右を打ち込んだ。

　投稿では「2月22日は、ワイルダーにオレがこういう風に見えるようにしてやるぜ」と宣言。強烈なパンチを浴びせ、フューリーが何人にも見えるほど、圧倒すると挑発した。文字ならまだしも映像を加工し、相手を煽るという手の込んだ演出。しかも、一見すると不気味な分身ぶりを目の当たりにした海外ファンも動画を目の当たりにし、コメント欄で驚きの声を続々上げている。

「一周腕を回してアッパーしてるよ（笑）」
「夜遊びまくって帰ってきて寝ようとする時、見えるやつね」
「多分デオンテイの悪夢はこんなんだろうね（笑）」
「これ、ウケる（笑）」
「卵パックに見える」
「トーストに乗った煮豆かと思ったよ」
「こっちがクラクラしてきた」

　このように思い思いに声を上げ、演出を楽しんでいる様子だった。対戦が決定した直後から舌戦を仕掛けていたフューリー。試合まで2か月以上あるが、もうゴングが待ち切れないようだ。