【名珍場面2019】メドベ、話題の“着物風衣装”を米デザイナーも大絶賛「別次元のスケート衣装だ!」
12月を迎え、様々な競技で盛り上がりを見せたスポーツ界を連日、振り返る「名珍場面2019」。今回はフィギュアスケートで新衣装が話題を呼んだエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)だ。新シーズンのフリーで着用した“着物風衣装”が注目を浴び、11月には米デザイナーも大絶賛。日本人ファンの視線も釘付けにした。
「スポーツ界の名珍場面総集編」―GPシリーズで話題を呼んだフリー衣装
12月を迎え、様々な競技で盛り上がりを見せたスポーツ界を連日、振り返る「名珍場面2019」。今回はフィギュアスケートで新衣装が話題を呼んだエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)だ。新シーズンのフリーで着用した“着物風衣装”が注目を浴び、11月には米デザイナーも大絶賛。日本人ファンの視線も釘付けにした。
氷上を彩る衣装がスポットライトを浴びた。定期的に世界のフィギュア選手の衣装を評論し、フィギュアファンにも知られる米国のデザイナー、ニック・ベレオス氏。様々なコスチュームが氷上を彩る新シーズン、11月に更新した自身のブログで直近の大会に出場した選手をピックアップし、ショートプログラム(SP)、フリーに分けて批評を展開した。
とりわけ絶賛しているのが、メドベージェワのフリーだった。日本を舞台にした名作映画「SAYURI」を使用したプログラム。黒を基調とした衣装に白の衿が付き、ウェスト付近は赤い帯のようなデザイン。さらに、桜を模したモチーフが全身にあしらわれ、和の世界観を表現している。
寸評でベレオス氏は「これはお見事! この衣装の全てが大好きだ。別次元のスケート・クチュールだ!」といきなり絶賛。「着物のようなシルエット、白い襟元、ゴージャスなスパンコールの刺繍、長めの袖、そして何よりもゴールドの飾り紐がついた赤い帯。そこにディープレッドのリップスティック」と注目ポイントを挙げた。
さらに「Wow。とにかくゴージャス。これを作ったデザイナーにひれ伏してしまう」とまで言ってのけた。9月の今季初戦オータムクラシックで初めて着用した際から「凄いクオリティだ」「総合衣装大賞を授与したい」「SAYURIの衣装、ほんと綺麗」と日本のネット上でも話題を呼んでいた。
今季のGPシリーズは5、2位に終わり、ファイナル進出を逃したメドベージェワ。それでも、持ち前の表現力は錆びつくことなく、11月に20歳を迎え、大人っぽさに磨きがかかっている。まずは年末のロシア選手権で、話題の新衣装とともにどんな演技を見せてくれるのか。多くのファンが完全復活を願っている。
(THE ANSWER編集部)