色褪せない偉業 ナダル叔父が全米OP優勝を総括「誰よりも良いプレーをしていた」
それでも揺らがない優勝の価値「彼が優勝した他の大会となんら変わりない」
もっとも、ナダルの偉業が色褪せるわけでは決してない。31歳のベテランとなっても体のメンテナンスを怠ることなくニューヨークのコートに立ち、取りこぼすことなく頂点に駆け上がったのは、確かな実力があってこそだ。グランドスラムの通算獲得タイトル数も16に伸ばし、世界中に「王者の貫禄」を示している。
トニ氏も「個人的には(優勝は)特別なものではない。 彼が優勝した他の大会となんら変わりない」と優勝の価値について見解を述べている。
「ラファエルは良いプレーをした。大会に参加していた誰よりもね」
ナダルの故郷マジョルカ島で運営するアカデミーの責任者となった名伯楽は、愛弟子に厳しくも暖かい視線を送っている。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer