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植草歩、全日本V5ならず銀 五輪金候補がまさか…決勝で23歳伏兵に逆転負け

東京五輪で新採用される空手の全日本選手権男女個人戦が8日、群馬・高崎市の高崎アリーナで行われ、女子組手68キロ超級で2016年世界選手権金メダルの植草歩(JAL)が5連覇を逃し、銀メダルに終わった。体重無差別で行われる日本一決定戦で、昨年は女子組手単独最多の4連覇していた。東京五輪金メダルを期待される27歳は自らの記録を更新できず、千葉代表で出場した7日の団体戦と合わせた2冠も4年連続でストップした。

決勝で敗れた植草歩【写真:浜田洋平】
決勝で敗れた植草歩【写真:浜田洋平】

決勝で齊藤綾夏に敗戦

 東京五輪で新採用される空手の全日本選手権男女個人戦が8日、群馬・高崎市の高崎アリーナで行われ、女子組手68キロ超級で2016年世界選手権金メダルの植草歩(JAL)が5連覇を逃し、銀メダルに終わった。体重無差別で行われる日本一決定戦で、昨年は女子組手単独最多の4連覇していた。東京五輪金メダルを期待される27歳は自らの記録を更新できず、千葉代表で出場した7日の団体戦と合わせた2冠も4年連続でストップした。

 初戦の2回戦では、帝京大の後輩で19歳の有望株・澤江優月に2-1で勝利。3回戦も帝京大の石合郁香を4-2で退けた。準々決勝は寺川鈴乃(長崎国際大)に7-0で完勝。残り1秒でもポイントを容赦なく奪いに行った。準決勝は得意の中段突きが炸裂し、嶋田さらら(秀明八千代高)に4-0で勝利した。

 決勝では23歳の齊藤綾夏(AGP)から先制したが、上段蹴りで一気に3ポイントを奪われて逆転を許した。猛反撃を試みたが、カウンターを受けるなどポイントを失い、4-6で敗戦。涙をこらえながら会場を後にした。

 7月のアジア選手権は初戦の2回戦で敗れたが、9月のプレミアリーグ(PL)東京大会で優勝した。しかし、先週のPLマドリード大会でまさかの初戦敗退。東京五輪代表選考レースでは2番手以下を大きくリードしているが、元世界女王として納得できない結果に終わっていた。今大会は有力選手が多く欠場。植草も3日に帰国したばかりだったが、強行出場していた。

 組手は男女とも3分間で行われ、上段、中段の決められた部位に突き、蹴り、打ちを早く、正確に、力強くコントロールして決める攻防で争う。一本(上段への蹴りなど)が3点、技あり(中段への蹴り)が2点、有効(突きなど)が1点となり、ポイント数で勝敗が決定。8ポイント差がついた時点で試合終了となる。3分を終えて同点だった場合は最初にポイントを獲った方が勝ちとなる。

(THE ANSWER編集部)


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