清水希容、全日本V7を達成 絶対女王が貫禄「東京五輪で金メダルを獲りたい」
東京五輪で新採用される空手の全日本選手権男女個人戦が8日、群馬・高崎市の高崎アリーナで行われ、女子形で2014、16年世界選手権連覇の清水希容(ミキハウス)が7連覇を達成した。仮想の敵を倒すことを目的とし、技の正確性や力強さ、表現力などで優劣を決める競技。東京五輪で金メダルを期待される26歳が、国内無敵の強さを見せつけた。
東京五輪金メダルへ、清水希容が圧巻の演武
東京五輪で新採用される空手の全日本選手権男女個人戦が8日、群馬・高崎市の高崎アリーナで行われ、女子形で2014、16年世界選手権連覇の清水希容(ミキハウス)が7連覇を達成した。仮想の敵を倒すことを目的とし、技の正確性や力強さ、表現力などで優劣を決める競技。東京五輪で金メダルを期待される26歳が、国内無敵の強さを見せつけた。
形は相手と直接対決せず、仮想の敵を倒すことが目的。世界空手連盟(WKF)の認定する形リスト(約100種類)から1つを選択し、1分半~4分の演武を行う。選択した形は一つの大会で一度ずつしか使えない。技の正確性、力強さ、表現力、スピード、リズム、バランス、極めなどを審判7人による採点方式で競う。
清水は8人による予選ラウンドプール1を2位で通過。4人のうち1人が決勝に進めるランキングラウンドでは、スーパーリンペイを披露して勝ち進んだ。岩本衣美里(クリーンコーポレーション)との決勝は、得意形のチャタンヤラクーサンクーで勝利。力強さと美しさを兼ね備え、7連覇を飾った。
先週のプレミアリーグ(PL)マドリード大会の決勝で、ライバルのサンドラ・サンチェス(スペイン)に敗れた。年間女王の座を譲る悔しい結果だったが、ポイントで争う東京五輪の代表入りが確定。7日に26歳の誕生日を迎え、国内で圧巻の強さを発揮した。
演武後にマット上でテレビのインタビューを受けた清水。「正直、毎年毎年必死に戦っている。7度優勝できたのは、周りの方の支えだと痛感している。五輪も残り8か月。全ての底上げを頑張っているけど、今年、昨年とチャタンヤラクーサンクーで苦しんでいる。来年はもっと勝てるように頑張りたい。もっと基礎を作って、(他の)人以上に突き、蹴りなどシンプルに技を出せるようにしたい。五輪で金メダルを獲って、みなさんにしっかりといい演武を見せられるように頑張りたい」と語った。
(THE ANSWER編集部)