紀平梨花は表彰台まで? ロシア識者断言「2大優勝候補はコストルナヤとトルソワ」
紀平は表彰台争いまで? 「より良い滑り見せれば表彰台上がれるかも」
「戦略的な決定はコーチがします」とした上で「しかし、私にはこのリスクはもしかすると現時点では正解ではないように思われます」と否定的。「サーシャには大きな切り札(4回転ジャンプ)があります、フリーにおいて。3回転アクセルで失敗すると多くの点を失いかねません」とし、4回転を優先して無理すべきではないとの見方を示した。
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さらに、話題は他の有力選手について展開した。平昌五輪女王アリーナ・ザギトワ(ロシア)については「SPでミスなしの滑りをすれば、表彰台に上がるチャンスはあります」とアベルブフ氏。しかし、他のロシア勢3人のような大きな加点となるジャンプを持っていないことを理由に挙げ、優勝候補の筆頭はコストルナヤとトルソワ、次いでシェルバコワになる、とした。
ただ、ロシア勢に立ちはだかるのが、日本の紀平だ。「キヒラはロシアの選手たちといい戦いができるか」との問いを受けると「思うにキヒラは確実に戦いに割り込んでくるでしょう。リカには3回転アクセルがあり、SPで高い点数を獲得する。彼女も今シーズン、ミスがあり、現状では理想的な滑りを見せていません」と指摘した。
「そう。より良い滑りを見せれば、もしかして表彰台に上がれるかもしれません。なぜなら、彼女は構成点においてザギトワのようにかなり高い点数を獲得するからです」とアベルブフ氏。ただ、優勝候補はロシア勢の3人に譲らず、表彰台争いまでとの見方を示していた。果たして、6人によるファイナル女王争いはどんな戦いになるのか。決戦は目前に迫っている。
(THE ANSWER編集部)