20年越しの盟友撃破 ナダル、31歳で完全復活2冠「アンビリーバブルなこと起きた」
今大会で退任、叔父のトニ氏に感謝「彼がいなければ、テニスに出会うことなかった」
31歳にして再び全盛期を迎えつつある事実を受け止めた。さらに、今大会でメインコーチを退く叔父のトニ・ナダル氏に敬意を示したという。
「彼が僕にしてくれたことに対し、僕はいくら感謝しても感謝し切れない。おそらく、彼という存在がなければ、僕がテニスに出会うことはなかっただろう。常に彼のように背中を押してくれる存在がいてくれたことは素晴らしいこと。彼が僕の人生にとって最も大切な存在の1人であることに間違いない」
二人三脚で歩み続けてきた恩師に感謝の言葉を述べた。
この日の1998年のシュツットガルト・ジュニア・マスターズで対戦。20年越しのライバルは四大大会決勝で初めて相まみえ、そして倒した。こうした運命めいたものがついてくるのも、ナダルが長いキャリアを誇ってきた証しだろう。
盟友フェデラーとともに2017年のテニス界を席巻したナダル。若手の突き上げは激しいが、31歳はまだまだ主役の座を譲るつもりはない。