日本人初の快挙! 桐生祥秀が100mで9秒98 陸上連盟も「国内初公認9秒台」と速報
陸上の日本学生対校選手権(福井県営陸上競技場)第2日目は9日、男子100メートル決勝で桐生祥秀(東洋大)が9秒98で優勝。日本人初の9秒台をマークした。
日本学生対校選手権決勝、追い風1.8メートルの中で大台を突破
陸上の日本学生対校選手権(福井県営陸上競技場)第2日目は9日、男子100メートル決勝で桐生祥秀(東洋大)が9秒98で優勝。日本人初の9秒台をマークした。
桐生は同日行われた予選を10秒18(追い風参考記録)の1位で通過。迎えた決勝では追い風1.8メートルの中、9秒98で100メートルを駆け抜け、日本人史上初の金字塔を打ち立てた。
日本学生陸上競技連合も、公式ツイッターで結果を速報。「国内初公認9秒台」「歴史的瞬間です!」と伝えた。
桐生は今年6月、それまで今季の国内の100メートル決勝ではすべて向かい風の条件下の中、多田修平(関西学院大)が追い風4.5メートルの参考記録ながら国内レース初の日本人9秒台となる9秒94をマークし、「俺がいないと日本は追い風だ(笑)」とツイッターを更新。記録達成に足踏みしている状況が続いていたが、ついに大台を突破した。
これにより、桐生は伊東浩司氏が1998年に打ち立てた10秒00の日本記録を19年ぶりに更新。同時に、自身が2016年にマークした日本学生記録(10秒01)、日本学生対校選手権の大会記録(10秒08)も塗り替えた。