感動が蘇る カナダ、釜石の泥清掃をW杯公式が名場面選出「これがラグビーの精神」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は南アフリカの3度目の優勝で幕を閉じた。日本は史上初の8強入り。列島全土を巻き込んだラグビーフィーバーは未だ記憶に新しいが、大会公式インスタグラムでは大会中の名シーンを、カウントダウン形式で振り返る企画を実施。8位に選出したのはカナダ代表の泥清掃。実際のシーンを動画付きで公開し、再び称賛を呼んでいる。
大会公式SNSが名場面カウントダウン企画実施、釜石復興を手伝うカナダに脚光
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は南アフリカの3度目の優勝で幕を閉じた。日本は史上初の8強入り。列島全土を巻き込んだラグビーフィーバーは未だ記憶に新しいが、大会公式インスタグラムでは大会中の名シーンを、カウントダウン形式で振り返る企画を実施。8位に選出したのはカナダ代表の泥清掃。実際のシーンを動画付きで公開し、再び称賛を呼んでいる。
10月13日、岩手・釜石で予定されていたナミビア戦は台風19号の影響により中止に。カナダは戦わずして無念の最下位が決まったが、台風の爪痕の残る釜石に残り、泥掃除のボランティア活動に参加した。
落胆の底にいるはずのカナダ選手たちだったが、台風の影響で泥が堆積する釜石市の住宅街に出動。地元の人々とともに、選手は身を粉にしていた。屈強な男たちはスコップで道路の泥を集め、ポリ袋に泥を集めた。このカナダ代表の気高き精神は世界に発信され、大きな感動を呼んだ。
大会公式インスタグラムでは、名場面としてカナダのボランティア活動に脚光を浴びせている。「ラグビーの精神性がこの瞬間にとらえられている。カナダ代表が台風19号被災後の復興作業を手伝った」と題した動画を公開し、再びクローズアップ。すると海外のファンには再び感動が広がっている。