幻に消えた初の三塁打…二遊間で起こった「悪夢のダイブ」に3年目捕手も愕然
米大リーグで走塁中にずっこけ、自身初の三塁打が幻となった選手が出現。哀愁漂うシーンをMLB動画サイト「Cut4」が紹介し、全米で話題を呼んでいる。
パイレーツのディアスがキャリア初の三塁打に向かって疾走も…
米大リーグで走塁中にずっこけ、自身初の三塁打が幻となった選手が出現。哀愁漂うシーンをMLB動画サイト「Cut4」が紹介し、全米で話題を呼んでいる。
不本意な形で注目の的となってしまったのは、パイレーツのエリアス・ディアス捕手だ。
7日(日本時間8日)のカブス戦、1-4の4回1死に迎えた第2打席だった。右打者のディアスは初球を左中間に打ち返し、長打コースへ。スピードに乗ったディアスは二塁ベースを蹴って一気に三塁を陥れようとしたが、予期せぬ“悪夢”に襲われた。二塁ベースを回った直後に足がもつれ、二遊間にまさかの“ダイブ”。その間にボールは中継プレーで三塁手のもとに戻ってきてしまい、ディアスは慌てて頭から二塁へと帰塁した。
悔しそうにずれたヘルメットを直すディアス。それもそのはず、これが彼にとって自身初の三塁打になるはずだったのだ。プロ3年目の26歳は、今季45試合に出場して初安打を含む31本の安打をマークし、そのうち長打は二塁打8本、本塁打1本。初の三塁打ではなく、奇しくも9本目の二塁打が記録されることになった。
「Cut4」は記事で「エリアス・ディアスにとってキャリア初となる三塁打となるはずだった。彼が途中でずっこけるまでは」と紹介。「(二塁打でも)まだ良い結果だが、(三塁打の)マイルストーンは別の日を待たなければならないだろう」と記している。
パイレーツは結果的にこの回で得点を奪えず、試合も2-8で完敗。ディアスにとっては、“幻の三塁打”として記憶に刻まれる、なんとも後味の悪い1日となってしまった。