イングランド、エディーHCが決勝で犯した“1つのミス”を告白「後悔としては…」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で準優勝を果たしたイングランド。準決勝で王者ニュージーランドを破って迎えた決勝の南アフリカ戦は、戦前は優位予想だったが、12-32で敗れ、4大会ぶり2度目の優勝を逃した。チームを率いた前日本代表ヘッドコーチ(HC)のエディー・ジョーンズHCは決勝を回顧。「私たちは失敗をした」と“1つのミス”を敗因に挙げたという。ニュージーランド紙「NZヘラルド」が伝えている。
海外メディアに回顧「毎朝、目が覚めるとW杯の光景が目に浮かぶんだ」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で準優勝を果たしたイングランド。準決勝で王者ニュージーランドを破って迎えた決勝の南アフリカ戦は、戦前は優位予想だったが、12-32で敗れ、4大会ぶり2度目の優勝を逃した。チームを率いた前日本代表ヘッドコーチ(HC)のエディー・ジョーンズHCは決勝を回顧。「私たちは失敗をした」と“1つのミス”を敗因に挙げたという。ニュージーランド紙「NZヘラルド」が伝えている。
記事は、エディーHCが英紙「テレグラフ」に語ったコメントを紹介する形で展開。「私は決勝を見返していないし、これからも見ないだろう」と語ったエディーHCは「毎日、思い返される。毎朝、目が覚めるとW杯の光景が目に浮かぶんだ」と決勝から10日経った今も“悪夢”が甦ると明かしたという。
決勝は12-32で敗戦。FW陣で圧倒され、完敗といっていい内容だった。ただ、エディーHCは「だけど、どこを改善すべきだったということが私の頭の中ではわかっている」と断言。「後悔の一つとしては、選択という点でミスがあった。このことは表裏一体のことなのだが、私は決勝でチームをリフレッシュをするべきだった」と挙げたという。
死の組といわれたC組に入ったイングランド。無敗(3勝1分け=中止による)の1位通過を決めると、準々決勝で難敵・オーストラリアを40-16で下すと、準決勝では史上初の3連覇を目指したニュージーランドを19-7で撃破。試合前は「ハカ」にV字隊列を組んで接近するという“奇襲”も繰り出し、決勝進出を決めていた。
エディーHCは「私たちは4つの大きな試合を連続で行ったので、少しエネルギーが不足した状態で試合をスタートさせた。それが事実であり、私たちはその失敗をした」と回顧。強豪と戦い抜く中でうまく選手をリフレッシュさせることができず、結果的にコンディションが消耗した主力選手を決勝に送り出す形になったことを敗因の一つとした。
1か月半で最大7試合を戦うことになるW杯。1次リーグは出場チームによっては中3日の強行軍も強いられ、いかにチームをフレッシュな状態を保つか、あるいは試合ごとに好調な選手を見極めるかが大きなカギになる。エディーHCにとっても、その難しさを痛感する大会となったようだ。
(THE ANSWER編集部)