いったい、いつまで拾うのか… 全米OPで執念の粘りに賛辞「信じられないポイント」
テニスの全米オープンで強烈なショットを拾いすぎる男が出現し、粘りに粘って最後はポイントを奪取。大会公式ツイッターは「信じられないポイントだ」と動画付きで紹介し、ファンから称賛が相次いでいる。
全米OP準々決勝で地元のクエリーが驚異の粘りを発揮…観客も総立ち
テニスの全米オープンで強烈なショットを拾いすぎる男が出現し、粘りに粘って最後はポイントを奪取。大会公式ツイッターは「信じられないポイントだ」と動画付きで紹介し、ファンから称賛が相次いでいる。
拾う。とにかく拾う。いったい、いつまで拾うのか。
観客を熱狂に巻き込んだのは、サム・クエリー(米国)だ。5日(日本時間6日)の準々決勝ケビン・アンダーソン(南アフリカ)戦。第2セットを6-6で迎えたタイブレークだった。
クエリーのサービスから始まったラリー。相手の強烈なバックハンドで、右のサイドラインいっぱいに振られた。なんとか右手一本で返したが、力ないボールに対し、アンダーソンが力強いスマッシュ。再び右サイドに振られたが、なんとか反応。しかし、この隙にネット際に前進していたアンダーソンは今度は反対サイドにボレーで打ち返した。
それでも、クエリーは粘った。右手一本のバックハンドで応戦。すると、次はネット際中央から豪快なスマッシュを放たれたが、バックライン後方にいたクエリーは高く弾んだボールに飛びつき、なんとか打ち返した。一本返すたびに客席はざわつき、歓声が大きくなった。そして、次の瞬間、ミラクルが起きる。