姫野和樹、「W杯評価急騰の8人」に欧州メディア選出「タックル成功率93%は衝撃だ」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は南アフリカの優勝で幕を閉じた。各国メディアが大会を振り返る特集を展開する中、ウェールズメディアは今大会で明暗を分けた名手の格付け特集を実施。今大会でブレークした世界の選手8傑で、数々のスター選手とともに、日本のNO8姫野和樹が堂々の選出を果たしている。
コルビら世界の名手とともに選出「数値的にセンセーショナルだった」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は南アフリカの優勝で幕を閉じた。各国メディアが大会を振り返る特集を展開する中、ウェールズメディアは今大会で明暗を分けた名手の格付け特集を実施。今大会でブレークした世界の選手8傑で、数々のスター選手とともに、日本のNO8姫野和樹が堂々の選出を果たしている。
「ラグビーW杯で評価を急騰させた選手と、暴落させた選手たち」と特集したのは、ウェールズメディア「ウェールズ・オンライン」だった。
特集では「ワールドクラスでは輝ける名勝負と至高のステージで最高のパフォーマンスを供出した選手たちの見本市となった。天才的な才能を持った有望株がワールドスターに変貌する姿を目撃する一方で、悲しい凋落を迎えたビッグネームも見ることに。我々は日本で評価を急上昇させた8人の選手と、日本で墜落した認知度の高い世界のスター8人を選出した」と紹介した。
ブレーク8傑では、決勝のイングランド戦で抜群の身体能力で決定的トライを決めた南アフリカのWTGチェスリン・コルビらとともに、Kazuki Himeno」が選出を果たした。
「日本のNO8はW杯で数値的にセンセーショナルだった。そして、最終的に王者となった南アフリカと8強で対峙するまでホスト国はアイルランド、スコットランド、サモアという、いわゆる死の組に所属していたことを忘れてはならない」
A組は開幕当時に世界ランク1位だったアイルランドに加え、スコットランドというティア1の強敵がひしめいていた。史上初の準々決勝で日本を破ったのは優勝国の南アフリカだったが、その中で、姫野が残した記録は特筆すべきものがあるという。
特集では「ヒメノは今大会で50タックルを記録。その成功率93%はとてつもない衝撃だ。それに加え、キャリー59回で219メートル運んだ。5度のクリーンブレークに成功し、ディフェンスを11回も破った」と称賛した。
タックルで倒れ相手からボールを奪う得意技「ジャッカル」は流行語大賞候補にもノミネートされたが、それ以外のプレーも今大会屈指の輝きを放っていた。日本のNO8はワールドクラスの一員として評価を高めた。