NZ敗因は選手のSNS発信癖? 母国メディアが疑問視「SNSに憑りつかれ集中を奪った」
南アフリカの優勝で幕を閉じたラグビーワールドカップ(W杯)日本大会。ニュージーランドは準決勝でイングランドに敗れ、史上初の3連覇を逃したが、地元メディアは敗因に選手たちのソーシャルメディアでの発信癖を指摘する声が上がっている。
3連覇逃したオールブラックス、NZメディア「SNS発信癖が犠牲を払った?」
南アフリカの優勝で幕を閉じたラグビーワールドカップ(W杯)日本大会。ニュージーランドは準決勝でイングランドに敗れ、史上初の3連覇を逃したが、地元メディアは敗因に選手たちのソーシャルメディアでの発信癖を指摘する声が上がっている。
「ラグビーW杯 オールブラックスのソーシャルメディア発信癖で犠牲を払うことになったのか?」と特集したのはニュージーランドメディア「stuff」だった。3連覇を狙ったチームは準決勝のイングランド戦前に披露した伝統の儀式「ハカ」で相手のV字隊列で応酬される“奇襲”を受け、試合もよもやの敗戦となったが、3位決定戦ではウェールズを倒し、改めて強さを示した。
それでも、地元メディアは厳しい視線を送っている。「オールブラックスはあまりにソーシャルメディアに憑りつかれすぎたのか。W杯で集中を奪った可能性もあるのか」と選手たちのSNS愛好家ぶりに疑問の声を上げている。
今大会で決勝進出した南アフリカとイングランドの選手たちと比較した上で「イングランドと王者南アフリカのソーシャルメディアは眠っていたが、オールブラックス(のアカウント)は大騒ぎだった。決勝進出を左右したのがソーシャルメディアと示唆することは噴飯物かもしれないが、頻繁な使用が目の前の使命に対する集中力を奪ったのではないか」と分析している。