ウェールズHC、ラグビー界発展に日本の必要性訴え「アジア、日本の選手巻き込んで」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は1日、3位決定戦(東京スタジアム)でウェールズはニュージーランドに17-40で敗れ、4位で終えた。試合後、ウェールズのガットランドヘッドコーチ(HC)は日本で行われた今大会について総括し、「本当に素晴らしかった。アジアや日本の選手を巻き込んで発展させないといけない」と今後のラグビー界における日本の必要性を訴えた。
ガットランドHC「他の国の競争力を付け、枠組みを作ることが大事」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は1日、3位決定戦(東京スタジアム)でウェールズはニュージーランドに17-40で敗れ、4位で終えた。試合後、ウェールズのガットランドヘッドコーチ(HC)は日本で行われた今大会について総括し、「本当に素晴らしかった。アジアや日本の選手を巻き込んで発展させないといけない」と今後のラグビー界における日本の必要性を訴えた。
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本場ニュージーランド出身で、今大会限りで退任するガットランドHC。2か月近くに渡り、出場国として肌で感じた日本大会について総括を求められると「日本大会は本当に素晴らしかったと思います」と述べた上で「WRが引き続き、この競技を発展させていくことをしないといけない。アジアや日本の選手を巻き込んで発展させないといけない」と続けた。
背景には競技の世界的な普及、発展に思いがあるようだ。「多くの人がこの競技を愛するように発展させないといけない。他の国の競争力を付け、枠組みを作ることが大事になる」とガットランドHC。「W杯は成功裏に行われた。日本で過ごした時間は素晴らしかった。触れた文化も選手にとって非常にいいものだった」と改めて日本に対し、敬意も示した。
開催決定当時は日本のラグビー人気が発展途上にあることを危惧する声があったことも事実だ。しかし、大会では「ティア1」のアイルランド、スコットランドと格上を撃破。「番狂わせが少ない」といわれるラグビーにおいて、最高峰の大会で台風の目に。大会を大いに盛り上げ、ホスト国としても様々な「おもてなし」で歓迎し、W杯史に成功例を残した。
こうして「ティア2国」が示した価値をガットランドHCも認め、今後の競技の盛り上がりに日本を中心としたアジアの存在が必要と感じている様子。さらに「米国などで大会を開いても、より魅力を発揮できるのではないかと思う」と持論を説き、さらなるラグビーとW杯の発展も願った。
(THE ANSWER編集部)