イングランド、反則覚悟の“ハカ奇襲作戦”に海外賛否「とんでもなく敬意欠いてる」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は26日、横浜国際総合競技場で準決勝が行われ、イングランドがニュージーランドを19-7で破り、決勝進出を決めた。試合前はニュージーランドが舞う「ハカ」にV字の陣形を作って接近し、“奇襲”を仕掛けた。
V字で陣形を作って接近、「NZの挑戦に返答したまでだ」の支持派と“論争”
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は26日、横浜国際総合競技場で準決勝が行われ、イングランドがニュージーランドを19-7で破り、決勝進出を決めた。試合前はニュージーランドが舞う「ハカ」にV字の陣形を作って接近し、“奇襲”を仕掛けた。会場がどよめいたシーンの一部始終を大会は動画付きで公開しているが、海外ファンからは「とんでもなく敬意を欠いている」「NZの挑戦に返答したまでだ」と賛否が分かれている。
試合前のピッチに驚きの光景が繰り広げられた。恒例の「ハカ」を演じようと、オールブラックスが隊形を組む。すると、イングランドも動いた。Vの字を作るようにして、センターライン付近まで近づく。“接近戦”で応酬しようとしたのだ。どよめくスタジアム。V字陣形の中央にいた主将のファレルはニヤリと不敵に笑った。
そんな中、オールブラックスの面々は特別な試合のみに行う「カパ・オ・パンゴ」を披露。V字に広がった相手を左右に見渡しながら、ド迫力の舞いを演じてみせた。滅多に見られない両軍の陣形で行われた「ウォークライ」。およそ90秒の儀式が終わると、会場のどよめきは一層大きくなり、なんともいえない雰囲気に包まれた。
大会公式インスタグラムは「力強いハカに対抗してV字隊形を取るイングランド。オールブラックの力強いハカにイングランドの信じられない対抗策」と驚きをもって、実際の一部始終を動画付きで公開。しかし、イングランドの“奇襲”は海外ファンから賛否が分かれる展開となっている。