BIG3時代の終焉!? W杯出場決めた日本の新世代に海外も注目「ニューヒーロー」
海外メディアも浅野、井手口の活躍に言及「ニューヒーローは突如現れるもの」
しかし、そんな3人もオーストラリア戦は全員ベンチスタートだった。それでも、日本代表は前半41分に浅野のゴールで先制すると、後半37分には井手口が追加点を挙げ、これまでW杯予選で5分け2敗と勝ったことのなかった“天敵”に初白星を飾っている。
記事では、主役の座を射止めた2人について、「タクマ・アサノはすでに主戦場を欧州に移している。豊富な運動量とゴール嗅覚が彼の持ち味。アサノの時代がやってくることは大いに考えられるだろう。それに比べ、ヨウスケ・イデグチはマイナーな存在だ。しかし、おそらく彼がそんな状況にいるのも今のうちだろう。21歳のMFは、この試合で日本のベストプレーヤーだった」と称賛している。
本田、香川、岡崎がベンチを温め、リオ五輪世代が活躍したことは、世代交代の波を予感させるには十分な出来事だ。FOXスポーツも「日本代表はオーストラリアに競り勝ち、ロシア行きを決めた。しかし、この勝利はこのトリオがもはや重要な存在ではないことを指し示すようだった。彼らが主力を担った(ワールドカップの)2014年大会から、同じメンツで次の大会に向けて突き進んできたが、フットボールの世界では常に突如、ニューヒーローが現れるものなのだ」と、若い世代の台頭を報じている。
BIG3時代は終焉を迎え、新世代が勢力を拡大するのか。あるいはBIG3が“先輩”の意地を見せ、主力の座に返り咲くのか。日本のみならず、アジア、そして世界が世代交代の行方に注目している。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer