羽生結弦、今季世界最高109.60点で首位発進 一人別次元の貫録、SPで2位に20点超大差
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダは25日(日本時間26日)、男子ショートプログラム(SP)で羽生結弦(ANA)が今季世界最高となる109.60点をマークし、堂々の首位発進を飾った。
ノーミス演技で女子の紀平とともに男女エースが首位発進
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダは25日(日本時間26日)、男子ショートプログラム(SP)で羽生結弦(ANA)が今季世界最高となる109.60点をマークし、堂々の首位発進を飾った。2位のカムデン・プルキネン(米国)が89.05点で、20.55点の大差をつけた。ナム・グエン(カナダ)が84.08点で3位。
昨シーズンと同じ「秋によせて」を演じる羽生。しかし、クオリティは一段と高まっていた。冒頭の4回転サルコウを綺麗に決めると、得意の3回転アクセルも綺麗に着氷。4回転―3回転の連続トウループこそ、やや堪えた印象だったが、以降は持ち前の美しいステップ、スピンで加点を引き出し、会場を惹き込んだ。滑り終えると、大歓声とともにくまのプーさんが銀盤を黄色く染めた。
演技後はクールな表情だったが、キスアンドクライで109.60点の得点が表示されると、ようやく笑みを見せた。スコアは今季世界最高得点。一人別次元の演技を披露し、女子の紀平梨花(関大KFSC)とともに男女の日本のエースが、首位発進を決めた。