“写真大炎上”主審は今大会除外に相当 英紙辛口「根幹は審判の“セレブ化”だ」
根幹は「審判のセレブ化」と指摘「意識せぬうちに主役やパフォーマーになった」
それほど、審判という立場は選手と違い、日の目を浴びることなく、時に批判に晒されることもある仕事という認識だったようだ。その上で、記事では「ペイパーは準決勝から対象外となった。おそらく彼の大会は終わりを迎えた」と3位決定戦、決勝も担当から外れるだろうと分析している。
さらに「W杯の残酷さは一度過ちを犯したら元に戻ることはできない、という考えにある。そして、これは選手と同様、オフィシャルたちにも当てはまる。ペイパーは今大会において、並外れた審判であろうと、だ。このレベルにおいては、1ストライクでアウトなのだ」と選手同様、審判もミスを犯せば、大会には戻れないと厳しい立場を取った。
記事では「根幹にはオフィシャルたちの“セレブ化”がある」と指摘。「スポーツ界にわたって見られるが、間違いなくラグビー団体がどこよりも顕著だ。難解な規則や審判マイクの導入など、意識せぬうちに審判たちは個人ブランドのようになってしまった。試合の裁定者や管理人ではなく、主役やパフォーマーになったのだ」と審判を取り巻く環境の変化も一因にあるとした。
26日から準決勝が始まるが、海外メディアでは今回の一件が未だくすぶっているようだ。
(THE ANSWER編集部)