白血病を乗り越えた豪州選手、終戦後の“愛息との抱擁”に海外感動「愛と敬意を彼に」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は19日、準々決勝でイングランドがオーストラリアを40-16で下し、4強入りを決めた。前回準Vのオーストラリアは準々決勝で涙をのんだが、試合後に感動的なシーンがあった。白血病を乗り越えた選手が客席の息子と抱擁。実際の場面を大会が動画付きで公開し、「W杯で最も心を惹きつける写真の一つ」と海外ファンに感動を呼んでいる。
病を克服したSOリアリーファノ、試合後に客席の愛息と抱擁する感動シーン
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は19日、準々決勝でイングランドがオーストラリアを40-16で下し、4強入りを決めた。前回準Vのオーストラリアは準々決勝で涙をのんだが、試合後に感動的なシーンがあった。白血病を乗り越えた選手が客席の息子と抱擁。実際の場面を大会が動画付きで公開し、「W杯で最も心を惹きつける写真の一つ」と海外ファンに感動を呼んでいる。
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W杯の舞台で親子の特別な時間が訪れた。試合に敗れたピッチ上。客席に向かって走っていく一人の選手がいた。SOで先発したクリスチャン・リアリーファノだ。すると、最前列にいた一人の小さな男の子を抱きかかえる。最愛の息子だった。そして、数十秒の間、ぎゅっと抱擁し、何事か言葉をかけている。その裏には特別な理由があった。
2017年に白血病を患い、闘病生活の末に復帰。代表ジャージをまとうまでになった。こうして挑んだW杯。優勝にこそ届かなかったが、息子に雄姿を見せ、息子と抱擁できる時間は何よりも格別だった。
大会公式ツイッターは「トップレベルのラグビーをプレーするために困難を乗り越えたクリスチャン・リアリーファノが、大分でイングランドに対して喫したタフな敗戦の後、特別な瞬間を彼の息子と共有」と題して実際のシーンを動画付きで公開。目の当たりにした海外ファンも感激を抑えきれず、返信欄で続々とコメントが寄せられている。