「こんなことをしたくなかった」 青木宣親、ブ軍監督が語る戦力外の舞台裏
指揮官が明かした配慮「誰かが獲得できるチャンスを与えたことになる」
目先の勝利を追い求め、今季限りで契約満了となるベテラン日本人の起用にこだわるよりも、マイナーの有望な若手を育成する。それが、ブルージェイズが終盤戦に立てた新たな戦略だ。青木はチーム不振の“犠牲者”になってしまったのだ。
しかし、記事によれば、ギボンズ監督は青木への配慮を口にしている。
「これは、誰かが獲得できるチャンスを彼に与えたことになるんだ。彼はこれから起こる出来事に対して、自分で選択肢を決められる。なぜなら、彼が最高のプレーを見せたからだ。我々はこんなことをしたくなかった。しかし、ブルペンには他にピッチャーが必要だったんだ」
ブルージェイズはすでにプレーオフの望みを絶たれている。目的なくシーズンを戦うのではなく、ワールドシリーズ優勝を目指す球団に移籍するチャンスを青木に与えたと指揮官は強調している。
球団は29日(日本時間30日)、青木を自由契約にしたことをと発表。フリーエージェント(FA)となり、どの球団とも契約が可能となった。
青木は2014年のロイヤルズ時代にワールドシリーズを戦い、ジャイアンツ相手に苦杯を舐めたが、その翌年に敗れたジャイアンツに移籍した過去がある。「捨てる神あれば、拾う神あり」かもしれない。日米通算2000本安打を達成している名手は、新天地でポストシーズンを迎えることができるだろうか。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer