日本4強へ最終調整 ラブスカフニ、母国南アに闘志「ここでやめるつもりはない」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で初めて決勝トーナメント進出を果たした日本代表は、20日の準々決勝で世界ランク5位の南アフリカと対戦(東京スタジアム)する。19日の練習は冒頭15分を報道陣に公開。ウォーミングアップで笑顔を見せ、リラックスムードで汗を流した。
20日に運命の南アフリカ戦
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会で初めて決勝トーナメント進出を果たした日本代表は、20日の準々決勝で世界ランク5位の南アフリカと対戦(東京スタジアム)する。19日の練習は冒頭15分を報道陣に公開。ウォーミングアップで笑顔を見せ、リラックスムードで汗を流した。
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練習後にSH流大、FLピーター・ラブスカフニが都内のホテルで会見。5戦連続先発となる流は「初めての決勝トーナメント。凄くワクワクしている。決勝トーナメントを意識せず、いつも通り戦おうと。凄く大きくてフィジカルのチーム。オフザボールで戦っていければ」とコメント。「スマートに戦いたい。速い展開でパスを回す。FWに声をかけてエナジーを与えたい。それが僕の役割だと思う」と話した。
20日は16年に亡くなった元日本代表・平尾誠二さんの命日。日本は2015年の前回大会で南アフリカに34-32で勝利。「ブライトンの奇跡」と称賛された。今年9月6日のテストマッチでは7-41で敗れ、通算対戦成績は1勝1敗となっている。視聴率も高く注目度について、流は「注目を感じている。ファンの後押しをしてくれると思う。初めてのべスト8。ラグビー界だけじゃなく、スポーツ界にとっていいこと。ただ、今は目の前のことに集中して準備をする」と冷静に語った。
日本は今大会、アイルランド、スコットランドのティア1を1次リーグで撃破するなど、ロシア、サモアを含め4連勝。福岡堅樹、松島幸太朗の両WTBが先発。ラブスカフニは「重要なのは、チームはどこから来ているか意識すること。ワンチームで様々な背景から望んでいる。ワンゴール。一つの考え方で臨むこと。他の準備は他と変わらない。整っている。計画通りに進めることが重要だとわかっている。本当にみんな燃えていてる。早く試合に臨みたいとみんな思っている」と話した。
ラブスカフニは故郷・南アフリカとの対決となる。「南アフリカも愛しているし、日本も愛している。ここにいることに誇りを持ちたい。ここでやめるつもりはない。ここまでやってきたことをやって、お互いに対してリスペクトを持ち、ワンチームであること。それ以外にありません」と強調した。
(THE ANSWER編集部)