【W杯名珍場面】日本ファンは「明らかに世界水準」 海外メディアが絶賛した“1枚の写真”とは
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は1次リーグが終了した。日本が初の8強入りを決め、国民的盛り上がりを見せる今大会。世界の一流選手のプレーのほか、ホスト国・日本のおもてなしも話題に。19日に始まる準々決勝を前に前半戦で起きた名珍場面を回顧。
1次リーグ終了、前半戦の様々なシーンをプレーバック
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は1次リーグが終了した。日本が初の8強入りを決め、国民的盛り上がりを見せる今大会。世界の一流選手のプレーのほか、ホスト国・日本のおもてなしも話題に。19日に始まる準々決勝を前に前半戦で起きた名珍場面を回顧。涙と笑顔に溢れた様々なシーンを振り返る。今回は9月22日の試合で捉えられた日本人ファンの1枚の写真だ。大会公式インスタグラムが歌詞カードを手にアイルランド国歌を歌う姿を公開し、「日本は明らかに世界水準」と海外絶賛の発端となった。
1人の日本人ファンの姿が海外メディアの心を打った。大会公式インスタグラムが公開したのは、印象的な1枚の写真だった。客席からピッチをとらえたシーン。アイルランドの選手たちが肩を組み、国歌斉唱しているが、客席のすぐ前の列で1人の男性が英字が記された紙を持っている。よく見ると「Ireland’s Call(アイルランドの叫び)」の文字が……。
アイルランドが試合前に歌うアンセムの歌詞カードだったのだ。日本で戦う選手を後押しする気持ちを込めたようなシーンに、投稿では「日本のファン」と記し、拍手の絵文字を添えて紹介。海外ファンも「本日最高の写真だろう」「日本のファンを愛さずにはいられない」などと反響が広がり、豪州メディアも反応した。
「ニュース.com.au」は「ラグビーW杯において、日本のファンが最高のサポーターであることを証明」と見出しを打って特集し、記事では「日本のファンが週末にわたって、ほぼすべての国歌斉唱で歌詞を用意する姿が目撃されている」とレポート。結果、各国の選手が試合後に多大な感謝を日本のファンを示していることも伝え、「日本は明らかに世界水準である」と絶賛した。
日本のおもてなしが大きくクローズアップされた今大会、各国の国歌斉唱も開幕3日目で当時は徐々に浸透していく段階。こうして徐々におもてなしの輪が広まり、大きな盛り上がりとなった。この1枚の写真はその象徴のような存在だった。
(THE ANSWER編集部)