山中亮平が南ア戦へ意気込み 出したい「自分の持ち味」と「ワンチーム」の姿
史上初のベスト8入りを果たし、20日の準々決勝で南アフリカと対戦する日本代表が16日、都内で練習を行った。記者会見に出席したFB山中亮平は「思い切ってぶつかって、全力で楽しんでプレーしたいです」と、自分らしさの溢れるプレーを誓った。
W杯4戦を終えての自己評価は…「もっともっとチャレンジできた」
史上初のベスト8入りを果たし、20日の準々決勝で南アフリカと対戦する日本代表が16日、都内で練習を行った。記者会見に出席したFB山中亮平は「思い切ってぶつかって、全力で楽しんでプレーしたいです」と、自分らしさの溢れるプレーを誓った。
山中はプール戦の4試合すべてに出場した。ロシア戦とスコットランド戦は途中出場だったが、アイルランド戦とサモア戦では先発。バックスリーながらディフェンスも含め、積極的なプレーで高評価を受けているが、「自分自身もっとできると思いました。ちょっとミスを恐れている部分もあったとは思うんですけど、もっともっとチャレンジできたなと思います」と満足せず。南アフリカ戦に向けて「自分が出るとなったら、もう4試合出ているので、ワールドカップという緊張はもうない。どんどん積極的に自分の持ち味を出していければいいと思います」と話した。
山中自身が考える「自分の持ち味」とは何か。それは「迷わず判断して思い切ってやること」だと言う。「キックの部分だったり、エリアのマネージメントだったり、キックやカウンターでのランニングプレーだったり、強いプレー、思い切ったプレーをずっと心掛けています」と胸を張る山中は、南アフリカに対しても「特別なことをやるわけじゃなくて、今までやってきたことをやりきるだけ」と自信を見せる。
そして、何よりも大事なのは、チームスローガン「ワンチーム」を体現する周りとの連携だ。9月6日に行われた南アフリカとのテストマッチで、日本はハイボールの処理に手間取り、南アフリカの誇るWTBコンビ、コルビ&マピンピの俊足ぶりを見せつけられた。「日本代表の両WTB(松島&福岡)もすごいので、そこは全然心配していない」と話す山中は、「しっかりウイングとコネクトして、ワンチームとして勝っていきたい」とし、個人で対抗するのではなく、連携しながらチームとして立ち向かっていくことの大切さを説いた。
20日の準々決勝では、両チームのバックスリーのパフォーマンスが、勝負のカギの一つとなりそうだ。
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)