「これぞスポーツのあるべき姿だ」 カナダ、釜石貢献への絶賛拡大、英TV局からも喝采
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会ではB組最終戦のカナダ―ナミビア戦が台風19号の影響で中止に。戦わずして無念の最下位が決まったカナダだったが、台風の爪痕が残る釜石で泥掃除などのボランティア活動に参加した。英テレビ局も地元の人々と共同で復興に取り組むカナダ代表の活動を紹介。「これぞスポーツのあるべき姿だ」と大絶賛している。
台風の爪痕が残る釜石で泥掃除、戦わずして敗退もカナダを称える声が続々
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会ではB組最終戦のカナダ―ナミビア戦が台風19号の影響で中止に。戦わずして無念の最下位が決まったカナダだったが、台風の爪痕が残る釜石で泥掃除などのボランティア活動に参加した。英テレビ局も地元の人々と共同で復興に取り組むカナダ代表の活動を紹介。「これぞスポーツのあるべき姿だ」と大絶賛している。
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台風19号の直撃で傷跡を残した釜石でカナダ代表が見せた優しさは、欧州でも大きな反響を呼んでいる。
ナミビア戦中止で失意の最下位が決まったチームの輝けるボランティア活動を紹介したのは英テレビ局「ITV」公式ツイッターだった。
屈強な選手たちは釜石の市街地に登場。地元の女性とともに箒を手に家屋の泥水を掃き出した。泥まみれになりながらも、体格とパワーを存分に生かし、被害のあった家から重い家電を運び出すなど、地元の人々と一緒に懸命なボランティアに精を出した。
同ツイッターでは、LOジョシュ・ラーセンの「彼らは我々に対してアメージングであり続けてくれた。せめてものことはしたかった」という応援してくれた日本への恩返しのコメントも紹介。さらに、スコップやポリ袋を手にしながら、市街地の泥を掃除する光景も伝えた感動の28秒の動画とともに、ITVでは「2つの国が災害に際して、手を取り合って対応する。これぞスポーツのあるべき姿だ!」と絶賛している。