日本は「後半に疲れが…」 激突の南アメディアが“弱点”指摘「監督はメモしている」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は13日、A組最終戦で日本がスコットランドに28-21で勝利し、史上初の決勝トーナメント進出を決めた。20日の準々決勝で、15年イングランド大会で「ブライトンの奇跡」と呼ばれる大金星を挙げた強豪・南アフリカと東京スタジアムで激突する。南アフリカメディアは「またしても有能なライバルであることは証明した」と称賛する一方で「南アフリカHCはメモしている」という“日本の弱点”の存在を指摘している。
南アフリカ紙がスコットランド戦を分析「後半にホスト国は疲れ始めた」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は13日、A組最終戦で日本がスコットランドに28-21で勝利し、史上初の決勝トーナメント進出を決めた。20日の準々決勝で、15年イングランド大会で「ブライトンの奇跡」と呼ばれる大金星を挙げた強豪・南アフリカと東京スタジアムで激突する。南アフリカメディアは「またしても有能なライバルであることは証明した」と称賛する一方で「南アフリカHCはメモしている」という“日本の弱点”の存在を指摘している。
A組首位で勝ち上がってきた日本に対し、南アフリカメディアも注目している。地元紙「Sowetan」でも「ホスト国日本がラグビーW杯準々決勝でスプリングボクス(南アフリカ代表の愛称)と対戦する」と特集。強豪スコットランドを撃破した戦いぶりについて「日本は戦いを厭わず、とても有能なライバルであることをまたしても証明した」と称賛した。
「スコットランドは時速100マイル(約161キロ)で襲いかかるチームに薙ぎ払われた。最後の15分間は勝敗の領域まで巻き返したことは評価に値する。このような瞬間はエラスマスとコーチ陣がここ数日間で研究する部分だろう」と記し、日本が終盤劣勢になったシーンに同国のラッシー・エラスマスHCがスカウティングを進めると予想。一方で日本の強さについても称えた。
「序盤の日本のパスゲームは完全に魅了されるものだった。高速でボールを運び、攻撃のポイントで賢さと器用さで強烈なコンタクトの前にオフロードパスを決めていた」と連動性を評価。「彼らは攻撃に勢いとエネルギーを与えるためにラインへの直感的なサポートに走る。時にスコットランドは彼らの影を追いかけているようだった」と日本のサポート力にも注目した。