ウェールズ全勝でD組首位、準々決勝はフランス 格下ウルグアイは会場沸かす善戦
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は13日、熊本県民総合運動公園陸上競技場でD組の世界ランク2位・ウェールズが同18位・ウルグアイを35-13で下し、同組首位通過を決めた。20日に準々決勝でフランスと対戦し、2位通過となったオーストラリアは19日にイングランドと激突する。
D組ウェールズ―ウルグアイ
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は13日、熊本県民総合運動公園陸上競技場でD組の世界ランク2位・ウェールズが同18位・ウルグアイを35-13で下し、同組首位通過を決めた。20日に準々決勝でフランスと対戦し、2位通過となったオーストラリアは19日にイングランドと激突する。
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台風19号の影響で中止が懸念された一戦は無事に開催され、試合前には犠牲者に黙祷が捧げられた。勝つか引き分けで首位通過となるウェールズは、序盤から猛攻を仕掛ける。残り5メートル前後に迫るが、ウルグアイの防御を簡単には崩せなかった。それでも、14フェーズ目にPRニッキー・スミスが突っ込んで先制トライ。コンバージョンも奪ったが、ウルグアイも21分にペナルティゴールを決めて反撃した。
ウルグアイは格上ウェールズに対して奮闘。攻めきれない場面があったが、固いディフェンスで壁となり、膠着状態が続いた。38分にペナルティゴールを決めて6-7の1点差で前半終了。ウェールズは後半も相手防御に苦戦したが、8分にWTBジョシュ・アダムズがトライを奪った。今大会トップに躍り出る5トライ目で12-6。コンバージョンも決めて8点差に広げた。
会場からは「ウルグアイ」コールも響いた接戦。しかし、24分にFLサンティアゴ・シベッタがシンビン(10分間の退場)となると、ウェールズは25分に密集から認定トライで21-6とした。それでも、1人少ないウルグアイは諦めない。30分にHOヘルマン・ケスレルがトライを取り返し、13-21まで迫った。
残り8分で8点差。行方がわからない白熱した試合に会場は熱狂。しかし、終盤にトライを奪われて、最終戦での金星とはならなかった。
開幕4連勝で勝ち点19となったウェールズは、勝ち点16の強豪オーストラリアを抑えて1位通過。すでに敗退が決定していたウルグアイは、勝てば3位に浮上で次回大会の予選免除となっていたが、最下位に終わった。
12日に日本を襲った台風19号。中止が懸念されたが、開催にこぎつけた。会場では試合前に犠牲者へ黙祷が捧げられ、海外から訪れたファンも犠牲者を追悼。釜石でのカナダ―ナミビア戦は中止となったが、両国の選手はボランティア活動やファンとの交流会などを行った。
(THE ANSWER編集部)