日本―スコットランド、試合前からノーサイド 両国から「試合ができて良かった」の声
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は13日、A組最終戦で日本がスコットランドと決勝トーナメント進出をかけて激突する。台風19号の影響で中止となる可能性もあった一戦。会場の横浜国際総合競技場には開門前から多数のファンが列を作り、両国のファンがお酒を酌み交わし、友好ムードを作り上げていた。
開門前からファンが長蛇の列、両国ファンがアルコールで交流
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は13日、A組最終戦で日本がスコットランドと決勝トーナメント進出をかけて激突する。台風19号の影響で中止となる可能性もあった一戦。会場の横浜国際総合競技場には開門前から多数のファンが列を作り、両国のファンがお酒を酌み交わし、友好ムードを作り上げていた。
未曽有の大型台風19号が関東地方を襲ってから一夜。嵐が吹いた前日からは一転、快晴。まるで夏のような日差しの中で、スタジアム周辺は試合開始数時間前からものすごい熱気に包まれていた。
新横浜駅からスタジアムへ向かう途中のパブではスコットランドファンがビール片手にラグビー談義。目の前の日本人ファンを呼び止め、肩を組み記念撮影をねだるようなシーンもあった。
競技場に列を作ったファンたちも、試合を今か今かと待ちきれない様子。日本代表のジャージー姿で応援に訪れた塩原卓也さん一家は「今日は本当に試合ができて良かった。スコットランドに勝って決勝トーナメントに行ってほしいです」とエール。
また日本に住んで20年だという、スコットランド出身のムーアさんも流暢な日本語で「台風で大きな被害が出たけれど、試合が出来るのは良かった。両チームに頑張ってほしい。応援するのはスコットランドだけどね」とキックオフを心待ちにしていた。
(THE ANSWER編集部・角野 敬介 / Keisuke Sumino)