世界ランク1位ナダル、全米OP展望で思わず“本心”「フェデラーとの対戦は好まない」
両者のいずれかが全米OPを制せば、今年のグランドスラムは2人が総なめ
「もし僕が準決勝に進出したら(フェデラーと対戦するのを)好まないね。もし可能だったら、少し簡単な選手と対戦したいよ。明らかにそちらの方がいいだろう、違うかい? 素晴らしいことなのは承知しているが、それでも本心を伝えるならば、他の選手との対戦を望んでいるということだ。もちろん、皆さんが他の意味を聞きたいだろうというのは分かってるよ。彼とプレーすることは愛すべきことだ。もちろん僕らにとって素晴らしい歴史になることは理解している。ロジャーと準決勝で戦うなら素晴らしいことになると思うし。ただ、今言えることは、僕らにはやるべきことが多いんだ」
記事では、対するフェデラーのコメントも紹介。「前年度王者とファイナリスト(ワウリンカとジョコビッチ)が今大会に出ないとは思っていなかったし、アンディ(マレー)も今年苦しんでいた。ラファと僕がフォームを取り戻すと予想した人はいたかもしれないが、ここまで良いものが出るとは思った人も少ないのではないか」と話したという。
ふたりのいずれかが全米オープンを制覇すれば、2017年のグランドスラムはナダルとフェデラーが総なめすることになる。全米での初対決の可能性を含めて、今大会で最も注目を集めるのはやはり両ベテランとなりそうだ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer