オーストラリア、ジョージアに苦戦も27-8で勝利 台風影響で強い風雨もエコパ大歓声
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は11日、静岡・エコパスタジアムでD組のオーストラリア対ジョージアを開催。台風19号が近づいている影響で強い風雨が吹きつける悪条件で行われた試合は、世界ランク6位のオーストラリアが同13位のジョージアに27-8で勝利し、勝ち点15で同組の暫定1位となった。
悪天候を物ともせぬ熱戦展開、3万9802人の観客は両チームに大声援送る
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は11日、静岡・エコパスタジアムでD組のオーストラリア対ジョージアを開催。台風19号が近づいている影響で強い風雨が吹きつける悪条件で行われた試合は、世界ランク6位のオーストラリアが同13位のジョージアに27-8で勝利し、勝ち点16で同組の暫定1位となった。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
すでにベスト8入りを決めているオーストラリアは1位通過を、勝って同組3位となり次回W杯の自動出場を手に入れたいジョージア。強い風雨というコンディションの悪さもあり、試合は開始直後からしばらく膠着状態が続く。15分過ぎにオーストラリアは敵陣ゴールライン手前まで攻め込むが、ジョージアが強固なディフェンスで死守。だが22分、再び攻め込んだオーストラリアはラックからSHホワイトがダミーパスから飛び込んでトライを決めた。コンバージョンも決まり、7点を先制した。
直後のキックオフで敵陣へ攻め込んだジョージアは、ゴール前でペナルティーを誘い、27分にSOフマラゼがペナルティーゴールを成功させて3点を返した。
その後はジョージア陣内での攻防が続くが、オーストラリアは連続攻撃を仕掛けるが、ジョージアの鉄壁の防御をなかなか破れない。さらに、34分にはNO8ナイサラニがイエローカードで10分間の退場処分。14人での戦いを強いられるが、37分にSOトゥームアがハーフウェーライン付近からペナルティーゴールを決め、10-3で前半を折り返した。
後半も一進一退の攻防を続けたが、19分にオーストラリアのWTBコロイベティがハーフウェーライン付近に転がったボールを拾い上げて疾走。相手ディフェンスをステップでかわしながら約40メートルを独走してトライ。コンバージョンも決まり、7点を加えた。
点差を広げられたジョージアだが、30分に自陣でのラインアウトからBKへ展開。敵陣10メートル付近でパスを受けたWTBトドゥアが左サイドライン際を駆け上がってトライを奪うと、スタジアムは割れんばかりの歓声に包まれた。
だが、オーストラリアはその後、34分、38分に2トライを奪取。試合を通じてジョージアの防御に苦しめられたが、27-8で勝利した。
すでに決勝トーナメント進出を決めているオーストラリアはボーナスポイントを含め、勝ち点5を加算。勝ち点16でD組の暫定首位に浮上。勝ち点14のウェールズは13日にウルグアイ戦を残している。
(THE ANSWER編集部)