戦えず敗退のイタリア 逆転8強だけじゃない、どうしても戦いたかったもう一つの理由
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は12日に予定されていたニュージーランド―イタリア、イングランド―フランスの2試合を台風19号の影響で大会史上初の中止が決まった。決勝トーナメント進出の可能性があったイタリアにとっては非情の決定。敗退が決まった無念さはもちろんだが、チームにとって絶対に試合をしたいもう一つの理由があった。
ニュージーランド戦が中止となり無念の敗退決定
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は12日に予定されていたニュージーランド―イタリア、イングランド―フランスの2試合を台風19号の影響で大会史上初の中止が決まった。決勝トーナメント進出の可能性があったイタリアにとっては非情の決定。敗退が決まった無念さはもちろんだが、チームにとって絶対に試合をしたいもう一つの理由があった。
戦いのフィールドに立つことすらできず無念の敗退。イタリアは勝ち点10で3位からニュージーランドを撃破しての逆転突破を狙っていたが、中止により、両チームに勝ち点2が与えられる形に。ニュージーランドは勝ち点16、すでに1次リーグ4試合を消化していた南アフリカは同15で1、2位が確定。イタリアは勝ち点12で涙をのむことになった。
セルジョ・パリッセ主将は愛知・豊田市での会見で「こんな決定はおかしい」と訴えていたが、コナー・オシェイヘッドコーチ(HC)も無念の思いを口にしている。
米紙ワシントンポストは「ラグビーW杯で台風のため試合をキャンセル、延期ではなく」の見出しで史上初の中止決定を報じているが、その中でオシェイHCのコメントを伝えている。