スコットランドは自業自得 イングランド・エディーHC指摘「責めるべきは自分たち」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は12日に予定されていたニュージーランド―イタリア(豊田スタジアム)、イングランド―フランス(横浜国際総合競技場)の2試合を台風19号の影響で大会史上初の中止にすると10日に発表した。13日の日本ースコットランド戦についても当日朝に開催が決定されるが、中止の場合、現在A組3位スコットランドは敗退となる。スコットランド側は“特例”つきでも開催を熱望しているが、イングランド代表監督で2015年大会で日本を率いた名将エディ・ジョーンズ氏はスコットランドに対して、「責めるべきは自分たち」と毅然と主張している。
日本の気候もよく知るエディーHCはスコットランドが自業自得と主張
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は12日に予定されていたニュージーランド―イタリア、イングランド―フランスの2試合を台風19号の影響で大会史上初の中止に。13日の日本ースコットランド戦についても当日朝に開催が決定されるが、中止の場合、現在A組3位のスコットランドは敗退となる。スコットランド側は“特例”付きでも開催を熱望しているが、イングランド代表ヘッドコーチ(HC)で15年大会で日本を率いた名将エディ・ジョーンズ氏はスコットランドに対して「責めるべきは自分たち」と毅然と主張している。
「ラグビーW杯 台風で敗退した場合、スコットランドが批判されるべき」のタイトルで特集したのは英公共放送「BBC」だった。日本とイングランドを知るオーストラリア人の名将は、スコットランドに対して毅然とした態度を示している。
「ここでは台風のシーズンなのだから、それに向けた準備をしておくべきだ。この事態を迎える可能性については我々の頭の中にあった。だからこそ、自分たちの試合の勝ち点を計算しておくべきだ。この事態が起きた時に、正しい立場に自分たちを置くために」
ジョーンズ氏はこう語ったという。百戦錬磨の名将はフランスとのC組頂上決戦が台風で中止となったが、それまでの3戦全勝でマックスの勝ち点15を積み上げ、首位の座を確保。最終戦の運命を自然現象に託すことなく、泰然自若を貫いている。
一方、スコットランドはA組で勝ち点10で現在3位。3戦全勝の首位日本は勝ち点14。2勝のアイルランドは勝ち点11、スコットランドは同じく2勝ながらも、ボーナスポイント差で苦境に立たされている。