“トップ11”の5選手が不在 どうなる、スター少なき全米OP 波乱の可能性も?
男子テニス世界ランキング2位のアンディ・マレーが26日、左臀部の痛みにより全米オープン(28日開幕)を欠場すると発表した。これでトップ選手5人が大会前に棄権。早くも不穏な空気が流れている。
錦織、ワウリンカ、ジョコ、ラオニッチに続きマレーも…5人目の“負傷者リスト”入り
男子テニス世界ランキング2位のアンディ・マレーが26日、左臀部の痛みにより全米オープン(28日開幕)を欠場すると発表した。これでトップ選手5人が大会前に棄権。早くも不穏な空気が流れている。
今大会は右手首負傷の世界ランク10位・錦織圭(日清食品)のほか、左膝を手術した同4位スタン・ワウリンカ(スイス)、右肘負傷の同5位ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、左手首負傷のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)がすでに欠場を発表。トップ選手に続く形でマレーも棄権の決断を下した。
これで世界ランクのトップ11のうち、5選手が欠場するという異常事態となっている。
シーズン後半、しかも夏場にかけてマスターズ1000が2週連続で開催されるなど、過密となっていた日程に対し、ファンから疑問の声も根強かった。錦織が今月中旬に欠場を発表した際には「次は誰が全米オープンの負傷者リストに加わるのか?」と海外メディアも報じていたが、さらに“リスト”は増える形となってしまった。
果たして、スター少なき全米オープンは、波乱を呼ぶのか。
ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)のベテラン勢のほか、充実著しい20歳アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)ら若手の躍進にもチャンスが生まれる。それとも、伏兵が出現するのか。
寂しい顔ぶれを吹き飛ばすような戦いを、28日の開幕から期待したいところだ。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer