18得点で勝利に貢献の司令塔・田村「4トライはずっと思っていました」

　ラグビーワールドカップ（W杯）日本大会は5日、A組第3戦で世界ランク8位日本が同15位サモアと愛知・豊田スタジアムで対戦し、38-19で勝利。3連勝でアイルランドを抜いて、A組首位に浮上した。13日のスコットランド戦（横浜）で引き分け以上で決勝トーナメント進出が決まる。土壇場で4トライ目を決め、ボーナスポイントも獲得。最高の結果で終えたジャパン。PG4本を決めるなど、貢献したSO田村優は「1番欲しかった結果」と振り返った。

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　最後の最後まで攻め続けた。後半40分は優に過ぎていたが、日本はボーナスポイントにこだわった。相手ゴール前でのスクラムから、バックスに展開して最後はWTB松島がトライ。大きな価値のある、4つ目のトライだった。

　PGを4本決めるなど、コンバージョンも含めて18点をマークしたSO田村は「一番欲しかった結果を得られて、最後沢山の声援も受けながら、僕たちがどれだけ勝ちたいか、どれだけ8強に行きたいか、出せたと思う」とうなずき、「4トライが頭にあって、（福岡）堅樹が入ったからというよりは、ずっと思っていました」と強調した。

　次戦を見据えても、4トライ目で得られる価値の大きさは戦前から感じていた。「次が僕らの決勝戦になる。しっかり休んで、今日5点取りましたが、次僕たちがどうやって4年間過ごしてきたか、ファンの皆さんに見せたいです」。力をこめ、13日の運命のスコットランド戦を見据えた。