イングランド快勝で決勝T一番乗り! エディーHC笑顔、アルゼンチンは痛恨レッド響く
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は5日、東京スタジアムでプールCのイングランド対アルゼンチンを開催。イングランドが39-10で勝利し、今大会最速で決勝トーナメント進出を決めた。イングランドは6トライを挙げて勝ち点5を獲得。3戦全勝、勝ち点15とし、12日のフランス戦を待たずしてベスト8入り。アルゼンチンは前半17分でのレッドカードが響き、悔しい敗戦となった。
前半17分に危険なタックル、アルゼンチンは60分超を14人でプレー
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は5日、東京スタジアムでプールCのイングランド対アルゼンチンを開催。イングランドが39-10で勝利し、今大会最速で決勝トーナメント進出を決めた。イングランドは6トライを挙げて勝ち点5を獲得。3戦全勝、勝ち点15とし、12日のフランス戦を待たずしてベスト8入り。アルゼンチンは前半17分でのレッドカードが響き、悔しい敗戦となった。
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世界ランク4位のイングランドと同10位のアルゼンチンは、過去W杯でイングランドの2戦2勝。テストマッチを含めると、イングランドが9連勝中と圧倒していた。だが、最初に攻め込んだのはアルゼンチンだった。敵陣深くに攻め込むと、ゴールポスト手前でペナルティーを得て、ゴール成功。3点を先制した。
だが、その2分後、今度はイングランドが敵陣22メートルライン付近でのラインアウトから中央付近にラックを作ると、SHヤングズが右に展開。SOフォードが敵2人を引きつけたところでWTBメイにつなぎ、左隅に逆転トライ。コンバージョンは外れ、2点のリードにとどまった。
決勝トーナメント進出を目指すアルゼンチンは、どうしても負けられない一戦。際どいタックルなど激しい応酬が続いたが17分、イングランド主将でCTBファレルに対してLOラバニーニが肩から危険なタックル。TMOでの判定の結果、レッドカードで退場処分となり、残り60分以上を14人で戦うことになった。
数的優位に立ったイングランドだが、アルゼンチンの粘り強いパフォーマンスに突破口が見出せず。敵陣ゴールライン寸前にできたラックでは膠着状態が続いたが、そこから左へBK展開。最後はFBデーリーが右中央にトライ。前半終了間際にも連続攻撃からSHヤングズが飛び込んでトライを決め、15-3で前半を終えた。
後半はイングランドのトライからスタート。イングランドのスクラムから始まった攻撃で、左右に大きく展開しながら畳みかけると、最後はSOフォードが飛び込んでトライ。キッカーを務めるファレルがこの日初めてコンバージョンを成功させ、7点を追加した。12分にはペナルティーゴールも決めて、25-3とした。
その後は一進一退の攻防が続くが、諦めずに敵陣へ攻め込んだアルゼンチンは30分、WTBモロニが抜け出してトライ。コンバージョンも決まり、7点を返した。
これで火のついたイングランドはさらに得点を重ね、東京スタジアムを埋め尽くす4万8185人の観客から大きな拍手が沸いた。
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)