連日掲載「世界のスゴ技」 身長170cm、南アの“小さな巨人”の超速翻弄トライ
連日に渡って盛り上がりを見せているラグビーワールドカップ(W杯)日本大会。各国のトップ選手が世界一を目指し、熱戦を繰り広げているが、「これぞW杯」という魅惑のテクニックも飛び出している。「世界のスゴ技」と題し、W杯で生まれたスーパープレーを動画付きで紹介する。今回は南アフリカのWTBチェスリン・コルビの超速トライだ。
WTBコルビが大男たちを翻弄、4万超観衆がどよめいた超美技
連日に渡って盛り上がりを見せているラグビーワールドカップ(W杯)日本大会。各国のトップ選手が世界一を目指し、熱戦を繰り広げているが、「これぞW杯」という魅惑のテクニックも飛び出している。「世界のスゴ技」と題し、W杯で生まれたスーパープレーを動画付きで紹介する。今回は南アフリカのWTBチェスリン・コルビの超速トライだ。
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170センチの“小さな巨人”が青き大男たちを翻弄した。4日のイタリア戦の前半5分だ。敵陣22メートル内から連続攻撃を仕掛けると、素早いパス回しから右サイドへ展開。最後に大外残り約10メートルで受け取ったのが、コルビだった。しかし、目の前には相手がディフェンスに追いつき、目の前にスペースはない。タックルで潰されるかと思いきや、次の瞬間だ。
直進すると見せかけ、一瞬のステップで内に切り込むと、相手を軽々と突破。さらにもう一人も潰しに来たが、今度は大外いっぱいにラインを取り、抜群のスピードで抜いた。一気のゴールラインを突破し、右手でボールを叩きつけた。観る者の度肝を抜くトライ。詰めかけた4万4148人のファンからどよめきにも似た歓声が降り注いだ。
後半12分にもトライを重ねた。試合終盤には迫り来る巨体をかいくぐってタッチライン際を激走し、トライにはつながらなかったが、俊敏性を生かして2トライ。49-3の快勝に導き、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いた。屈強な男たちのぶつかり合いに目を奪われがちのラグビーだが、170センチの“小さな巨人”は競技の多様性を存分に示してくれる存在だ。
(THE ANSWER編集部)