暫定首位アイルランドHC、決勝Tへ「やるべきことを」 日本戦のボーナス点1が生きるか
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は3日、神戸でプールAのアイルランド対ロシアが行われ、アイルランドが35-0で勝利を飾った。敗れたロシアはこれで3戦全敗となり、参加20チームの中で最も早く1次ラウンド敗退が決まった。9月28日に日本を相手に手痛い黒星を喫したアイルランドは5トライでボーナスポイントが加わり、勝ち点5を確保。日本も関わる決勝トーナメント進出争いは混戦模様となっている。
混戦模様のプールAで貴重なボーナス点獲得、アイルランドHC「1試合に集中するべき」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は3日、神戸でプールAのアイルランド対ロシアが行われ、アイルランドが35-0で勝利を飾った。敗れたロシアはこれで3戦全敗となり、参加20チームの中で最も早く1次ラウンド敗退が決まった。9月28日に日本を相手に手痛い黒星を喫したアイルランドは5トライでボーナスポイントが加わり、勝ち点5を確保。日本も関わる決勝トーナメント進出争いは混戦模様となっている。
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日本戦から中4日で貫録の勝利を見せたアイルランド。試合後、ジョー・シュミットHCは「自信を取り戻すために勝利は必要だった。プレーで自信を取り戻すことも必要だった。そして、自信を取り戻すためにファンのサポートも必要だった。素晴らしいサポートが得られ、選手たちを支えてくれた」とコメント。日本特有の湿気に「非常に難しい環境下にあった。滑りやすいコンディションと高い湿度により、時にはボールを失うこともあった。このスタジアムで行われた(今大会の)過去2試合で合計65回のハンドリングエラーが起きていることは知っていた」と振り返った。
世界ランク4位のアイルランドは、12日の世界15位・サモアとの1次リーグ最終戦でボーナスポイントを含めた勝ち点5を獲得すれば、合計勝ち点が16となり、他国の結果に関わらず2位以上が確定。今日の勝利によって2勝1敗で自力突破を可能にしたが「1試合、1試合に集中するべき。前回負けた後、特にそう思う。サモアに勝って決勝トーナメントを考えたい」と指揮官は冷静だった。さらにこのように語っている。
「サモア戦は難しい試合になるだろう。サモアで過ごしたことがあり、湿度の高さを知っている。だからこのコンディションは彼らにより有利に働くだろう。とにかくやるべきことをして、サモア戦に備える。日本とスコットランド戦(13日のA組最終戦)が終わった後にプールの順位が決まるだろう」
2勝の日本は1試合少ないが、5日のサモア戦で確実に勝ち点を積み上げ、13日のスコットランド戦に向かいたいところ。アイルランドは日本に番狂わせを許したが、12-19のラストプレーで同点を狙わずにボールを蹴りだした。敗戦でも7点差以内に与えられるボーナスポイントを死守。土壇場の好判断で得たボーナスポイント1が最後に響くかもしれない。
【プールA順位表】
1.アイルランド 勝ち点11
2.日本 勝ち点9
3.スコットランド 勝ち点5
4.サモア 勝ち点5
5.ロシア 勝ち点0
※アイルランドとロシアは3試合消化
(THE ANSWER編集部)