オールブラックス、今大会最多63得点でカナダに大勝 バレット3兄弟が全員トライの快挙
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は2日、大分でプールBのニュージーランド対カナダが行われ、世界ランク1位のニュージーランドが今大会最多タイとなる9トライを奪い、63-0で圧勝した。前半に4トライを奪ってボーナスポイントを確定させ、勝ち点5を獲得。プールBはこれで全チームが2試合ずつを終え、勝ち点9のニュージーランドは勝ち点10のイタリアに次ぐ2位につけている。
今大会最多タイの9トライ、途中出場サベアはW杯史上初のゴーグル着用
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は2日、大分でプールBのニュージーランド対カナダが行われ、世界ランク1位のニュージーランドが今大会最多タイとなる9トライを奪い、63-0で圧勝した。前半に4トライを奪ってボーナスポイントを確定させ、勝ち点5を獲得。プールBはこれで全チームが2試合ずつを終え、勝ち点9のニュージーランドは勝ち点10のイタリアに次ぐ2位につけている。
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キックオフ前には戦いの儀式「ハカ」で、スタジアムに集まった3万4411人の観客を興奮の渦に巻き込んだオールブラックス。前半4分にスクラムから主将でNO8のリードが先制トライを奪い、主導権を握った。カナダに隙を与えないオールブラックスは前半だけで4トライを奪い、コンバージョンも全て成功。ボーナスポイントを確定させ、28-0で折り返した。
後半が始まると1分もしないうちに、WTBイオアネがトライ。サモア代表でもあった父エディーは元リコーの選手で、リーコとい名前はリコーと知人の娘の名前にあやかるものだという。後半4分にはLOスコット・バレットがトライ。前半8分にはWTBジョーディー、35分にはFBボーデンがトライを決めており、NZ史上初の3兄弟スタメン出場&トライを決める快挙を遂げた。また、W杯史上を見ても3兄弟が揃って先発出場するのは、1995年大会のブニポラ兄弟(トンガ)以来、2組目のことだった。
また、後半30分にはFLサベアが登場。視力が低下する左目を保護する目的でゴーグルを着用してプレーしたが、これはW杯史上初めての出来事だった。サベアは相手を恐れず果敢にタックルを連発。トライチャンスでノックオンとなる場面もあったが、FLとして体を張ってチームを支えた。
ニュージーランドは後半も終始、容赦ない攻撃を続け、今大会最多タイとなる9トライ、同最多となる63点を奪い、カナダを零封した。9度のコンバージョンを全て成功させたSOリッチー・モウンガがプレーヤー・オブ・ザ・マッチに。ここまでの今大会最多得点&最大得点差は、28日に南アフリカがナミビアを下した57-3だったが、ともに塗り替える圧勝で2連勝となった。
(THE ANSWER編集部・佐藤 直子 / Naoko Sato)