NZ代表サベア、大会史上初のゴーグル着用で出場 視力悪化の左目保護のため
ラグビーワールドカップ(W杯)は2日、ニュージーランドがカナダと大分スポーツ公園総合競技場で対戦。後半途中からラグビーゴーグルを着用したFLアーディー・サベアが出場し、大会史上初の出来事となった。
5月に使用が認められたゴーグルを着用して後半途中から出場
ラグビーワールドカップ(W杯)は2日、ニュージーランドがカナダと大分スポーツ公園総合競技場で対戦。後半途中からラグビーゴーグルを着用したFLアーディー・サベアが出場し、大会史上初の出来事となった。
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目元をしっかりと覆い、背番号20がピッチに飛び出した。サベアは黒のバンドで固定した透明のゴーグルを着用。さながらバットマンのようないで立ちで試合に加わった。大会公式ツイッターによると、ゴーグル着用で試合に出場するのはW杯史上初めてのことだという。
試合前に伝えていたオールブラックス公式サイトによると、理由は視力が悪化している左目の保護のため。今年5月にワールドラグビーがラグビー用のゴーグルの着用をすべてのカテゴリーで認めていた。サベアは2、3年前から視界がぼやけることに気づき、代表ドクターからゴーグルを紹介されたという。
記事では「視界に関しては、本当に素晴らしい。あとは慣れるだけだ」と語っていたサベアは「小さな女の子(娘)がいる。将来の子供や、もっと大きな家族を持てればいいと思う。だから、視力を失いたくないんだ」とも話していた。盛り上がる日本大会において、新たなW杯の歴史の一歩となった。
(THE ANSWER編集部)