“笑わない男”の表情は…試合後の堀江＆具智元との3ショットに広がる反響

　ラグビーワールドカップ（W杯）日本大会で世界ランク2位のアイルランドを破る歴史的金星を挙げた日本。試合後、各選手は喜びの声と舞台裏の様子を続々とツイッターで発信しているが、とりわけ反響を集めた一人が稲垣啓太だ。アイルランドの屈強なFW陣を跳ね返した29歳は、同じくフロントロー2人との“1列目3ショット”を公開。5万件を超える反響を呼び、「この写真も泣ける」「感動で手が震えた」「最高の第一列」と感動がやむことがない。

　この3人なくして、アイルランド戦の金星はなかった。写真が撮られていたのは、金星直後のロッカールームだった。ベンチに座り、腕や足に多く巻かれたテーピングが露わにしている稲垣。その隣にはユニホーム姿で右手でポーズを取って歓喜を爆発させる堀江翔太と満面の笑みを浮かべる具智元。日本が誇るフロントローの3人が1枚に納まり、喜びを共有している様子だ。

　“笑わない男”として有名な稲垣の表情も少しだけ柔らかい。それほど喜びは大きかったのだろう。「歴史の第一歩」と記した投稿で写真が公開された直後からコメントが相次いでいたが、2日経っても反響が収まらず。5万件を超える「いいね！」が押され、ファンからもコメントが書き込まれている。

「この写真も泣ける」「みんなイイ顔してます!!」「感動で手が震えた」「最高の第一列」「最高のスクラムでした」「日本ラグビーの誇りです！！」「日本代表まじ神」などと感激の声がやまず、「こういうテーピング見るたびにすごい練習、試合を重ねてるんだなと思う」の声も。また「ガキさんの男泣きで私の涙腺崩壊しました」と試合後の稲垣の男泣きに反響もあった。

　アイルランド戦ではスクラムで押し負けず、逆に相手の反則を呼ぶ場面もあった。大金星の裏には、この3人の泥臭い献身が間違いなくあった。それを認めるようにファンの称賛も集まっていた。次戦は5日のサモア戦。ランキングでは格下だが、フィジカルを生かしたプレースタイルだけに、日本が誇る1列目の奮闘が欠かせない戦いになる。