桃田賢斗が帰国 4大会連続Vで敵無しも…本人は貪欲「決め切れないところがまだある」
今季の国際大会は50勝5敗、勝利は90%超と圧倒的な成績
今季の国際大会の成績は、50勝5敗(棄権は含まない)。勝率は、90パーセントを超えた。各種目のトップ選手が、過密日程に苦しみ、格下相手に取りこぼすことも少なくない中、桃田は、圧倒的な存在として勝ち続けている。昨年の日本代表復帰以降、フィジカルの強化でタフに戦えるベースを磨き、課題としていた攻撃力も強化。常州・中国オープンに関して「準々決勝までは良い攻撃のリズムでプレーできたけど、準決勝と決勝は、あまり自分が(攻めて)決める得点シーンがなかったので、レベルが上がった中では決め切れないところがまだあると感じた」と話すなどさらなる進化を目指しているが、穴がなくなってきた印象だ。
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10月は、欧州に遠征する。ともにBWFワールドツアー750という高い格付けのデンマークオープン(10月15~20日)、フランスオープン(10月22~27日)を連戦する。4大会連続優勝については「良い流れが来ているというか、たまたま」と謙遜したが、絶対王者としての強さをどこまで見せ続けるのか、目が離せない。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)