アイルランドファン、敗戦後に贈った“粋な替え歌”が話題「日本人のため立ち上がれ」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は28日、世界ランク9位日本が同2位アイルランドと静岡・エコパスタジアムで対戦し、19-12で撃破した。敗れたアイルランドは日本に歴史的金星を献上することになったが、試合後、会場外でアイルランドファンが日本に向け、贈った“粋な替え歌エール”が話題に。アイルランド紙「アイリッシュタイムズ」の記者が動画付きで伝えている。
アイルランド応援歌を日本用にして大合唱「Stand up for the Japanese」
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は28日、世界ランク9位日本が同2位アイルランドと静岡・エコパスタジアムで対戦し、19-12で撃破した。敗れたアイルランドは日本に歴史的金星を献上することになったが、試合後、会場外でアイルランドファンが日本に向け、贈った“粋な替え歌エール”が話題に。アイルランド紙「アイリッシュタイムズ」の記者が実際のシーンを動画付きで伝えている。
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自国に対する応援歌が日本に対するものに変わった。試合後の会場外には多くの両国ファンが溢れていた。その一団が大声でチャントを合唱し、声を張り上げている。しかし、よく聞くと「Stand up for the Japanese!(日本人のたちのために立ち上がろう!)」と歌っている。「Stand up」のコールに合わせ、みんなで立ち上がり、大盛り上がりだ。
このシーンを自身のツイッターで投稿したのが、アイリッシュタイムズ紙のフランク・マクナリー記者だ。同紙の記事でも試合後の盛り上がりをレポートしている。
「もし、彼らを倒すことができなければ、参加するんだ。グリーンを身にまとい、日本の勝利を妬む者は誰もいなかっただろう。彼らは妬もうとさえしなかった」と自国のファンが友好的だったと紹介。「夜になると、彼らは日本の栄光を分かち合い、敗戦にふけった」と大合唱のシーンについて言及している。
この歌はアイルランドのチャントといい、試合中は「Stand up for the Boys in Green!(グリーンをまとった男たちのために立ち上がろう!)」などと歌われているが、記事でも「伝統的なチャントは、その場に相応しいよう、変更された」と紹介されている通り、試合後は日本に対する応援歌としてファンたちが届けたようだ。
両国のファンは試合後もノーサイドの精神を貫き、様々な友好の形を演じていたが、アイルランドファンの“粋な替え歌”は母国メディアでもクローズアップされていた。
(THE ANSWER編集部)