連日掲載「世界のスゴ技」 福岡堅樹の逆転トライ、“奇跡超え”の瞬間を焼き付けろ
連日に渡って盛り上がりを見せているラグビーワールドカップ(W杯)日本大会。各国のトップ選手が世界一を目指し、熱戦を繰り広げているが、「これぞW杯」という魅惑のテクニックも飛び出している。「世界のスゴ技」と題し、W杯で生まれたスーパープレーを動画付きで紹介する。今回は日本代表の福岡堅樹が決めた“実力証明”の逆転トライだ。
世界ランク9位・日本が同2位・アイルランドを逆転した福岡堅樹のトライ
連日に渡って盛り上がりを見せているラグビーワールドカップ(W杯)日本大会。各国のトップ選手が世界一を目指し、熱戦を繰り広げているが、「これぞW杯」という魅惑のテクニックも飛び出している。「世界のスゴ技」と題し、W杯で生まれたスーパープレーを動画付きで紹介する。今回は日本代表の福岡堅樹が決めた“実力証明”の逆転トライだ。
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9-12で迎えた後半18分。敵陣ゴールライン直前でのスクラムから左に展開し、ラファエレ・ティモシーが短いパスをつないだ。最後にボールを託されたのは、タッチライン際、大外で構える福岡だった。
身長175センチ、体重83キロと決して大柄ではない。それでも、襲い掛かってくる相手を誰にも負けない一瞬のスピードで振り切った。数メートル先のインゴールに飛び込む逆転トライ。その表情が必死さを物語る。両手で力強くガッツポーズすると、桜のジャージーを着た仲間たちにもみくちゃにされた。
福岡は6日の南アフリカとのテストマッチで右ふくらはぎを負傷。20日の開幕戦のロシア戦はメンバー外となり、この日も先発ではなかった。しかし、ここ一番での起用に応えるのが、日本のトライゲッターだ。
2015年大会では、当時世界ランク13位の日本が同3位の南アフリカを撃破し、「奇跡の勝利」「スポーツ史上最大の番狂わせ」と世界で称賛された。今大会でも同2位のアイルランドを下し、福岡も試合直後に自身のツイッターに「奇跡なんかじゃない!」と投稿するなど、実力を証明した試合だった。
(THE ANSWER編集部)