地元紙はアイルランド敗戦に衝撃「光り輝くホスト国の前に愕然」

　ラグビーワールドカップ（W杯）日本大会は28日、世界ランク9位日本が同2位アイルランドと静岡・エコパスタジアムで対戦し、19-12で撃破した。歴史的金星を挙げたが、アイルランドメディアも衝撃の結果を速報。「ジャパン、相応しい勝利者と言わざるを得ない」と、ホスト国の勇敢な闘いぶりに脱帽している。

　優勝候補の期待を集めた強豪アイルランドのよもやの逆転負けに、敵地メディアにも衝撃が走った。

　アイルランドのスポーツ専門メディア「The 42」は「ジャイアントキラー！　日本がシュミット率いるアイルランドから衝撃の勝利で、W杯を震撼させる」の見出しで試合の詳細を速報した。

　地元紙「アイリッシュ・ミラー」の速報では「日本はアイルランドを倒して狂喜乱舞！　巨大な衝撃でプールAは一気に混戦模様。どこから始めたらいいのだろうか……これだけは言わねばならない。日本は勝者に相応しい、プールAのトップに立った」と脱帽した。

　地元紙「アイリッシュ・サン」も「ライジングサン　ジョー・シュミット率いるチームが光り輝くホスト国の前に愕然」と速報した。記事では「4年前、日本はブライトンで南アフリカを倒し、大会史上屈指の大番狂わせを演じた。しかし、これは間違いなく、それをも凌ぐ大きなものだ。アイルランドは世界ランク1位で大会開幕を迎えていたのだから」とし、2015年の南ア撃破を上回るアップセットだと分析。さらに「日本にとってふさわしい勝利以外の何物でもない」と絶賛していた。

　敵地メディアはまさかの敗戦という衝撃に包まれながらも、ジャイアントキリングをやってのけた日本の勝利を潔く称えていた。