日本大金星の要因 世界的名将が「子供がお手本にすべき」と絶賛したプレーは?
ラグビー日本代表は28日、ワールドカップ(W杯)日本大会で世界ランク2位のアイルランドを19-12で撃破する歴史的快挙を遂げた。2015年の南アフリカ戦勝利に続く2大会連続での大金星に世界中が驚愕。英国営放送「BBC」のラジオ番組に出演したリオ五輪7人制ラグビーの金メダルHC(ヘッドコーチ)は、アイルランドの攻撃を防いだ日本のタックルを絶賛し、「子供たちはお手本にすべき」と話した。
リオ五輪7人制金メダルのライアンHC「日本による教科書のようなプレー」
ラグビー日本代表は28日、ワールドカップ(W杯)日本大会で世界ランク2位のアイルランドを19-12で撃破する歴史的快挙を遂げた。2015年の南アフリカ戦勝利に続く2大会連続での大金星に世界中が驚愕。英国営放送「BBC」のラジオ番組に出演したリオ五輪7人制ラグビーの金メダルHC(ヘッドコーチ)は、アイルランドの攻撃を防いだ日本のタックルを絶賛し、「子供たちはお手本にすべき」と話した。
前半を9-12と3点を追う展開で折り返した日本。途中出場の福岡が決めた逆転トライに注目が集まるが、この日、日本を勝利に導いたのは鉄壁のディフェンスだった。アイルランドに何度もゴール前まで攻め上がられるピンチを迎えるが、日本は好タックルを連発。なかなか破れない日本の壁に、アイルランドは徐々に体力を消耗し、畳みかけることができなかった。
この日本のディフェンスを称えたのが、2016年リオ五輪での7人制ラグビーでフィジー代表を金メダルへ導いたベン・ライアン氏だ。BBCラジオに生出演すると「激震。なんて素晴らしいラグビーの試合だったんだ。この試合から学ぶことがたくさんあった。これは日本による教科書のようなプレーだった。正しいタックルの方法を学びたい子供たちは、この日本代表をお手本にするべきだ」と手放しで称えた。
日本はこの日、171度のタックルを決め、失敗したのは13度のみ。タックル成功率は93%を記録した。一方のアイルランドは147度のタックルを決めて、20度失敗。成功率は88%と差が出た。
世界ランク2位のアイルランドを破った日本は、2連勝で勝ち点9を獲得。目標とする決勝トーナメント進出へ大きく前進した。
(THE ANSWER編集部)