エディー英国が米国に7トライ完勝 “死の組”で開幕2連勝、勝ち点10で決勝Tへ前進
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は26日、大会7日目を迎え、前日本代表ヘッドコーチ(HC)のエディー・ジョーンズHCが率いるイングランドがアメリカと対戦し、45-7の完勝で開幕2連勝を飾った。強豪国が多く“死の組”とも呼ばれるプールCで、早くも勝ち点10を挙げたイングランドは、決勝トーナメント進出に向けて大きく一歩踏み出した。
アメリカは試合終了直前に1トライ、69分にはLOクイルが今大会初レッドカード
ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会は26日、大会7日目を迎え、前日本代表ヘッドコーチ(HC)のエディー・ジョーンズHCが率いるイングランドがアメリカと対戦し、45-7の完勝で開幕2連勝を飾った。強豪国が多く“死の組”とも呼ばれるプールCで、早くも勝ち点10を挙げたイングランドは、決勝トーナメント進出に向けて大きく一歩踏み出した。
神戸での初戦となった試合は、日本に縁の深いHCが率いる2チームの対戦となった。イングランドを率いるのは元日本代表HCのジョーンズHC、アメリカ代表を率いるのは2014年に神戸製鋼を率いたギャリー・ゴールドHC。最初にトライを決めたのは、イングランドだった。敵陣に連続攻撃を仕掛けたイングランドは、左サイドにできたラックからセンターに出たボールをキャッチしたSOフォードが、ディフェンスの間にできたスペースに走りこんで、ゴールポスト下にトライ。フォードは自らコンバージョンも奪い、7点を先制した。
アメリカは粘り強いディフェンスで何度も敵ボールを奪ってみせるが、なかなか敵陣に攻め込むことができず。コツコツと攻撃を続けたイングランドは24分、敵ゴールライン直前でのラインアウトからモールを作り、そのまま押し込んでトライ。コンバージョンも決まり、リードを14点に広げた。さらに、32分にも敵陣22メートル付近でのラインアウトからのムービングモールでトライを決め、前半を19-0で終えた。
後半の初トライもイングランドだった。セットプレーから出たボールをCTBジョセフが華麗なターンでゴールライン直前まで持ち込むと、最後はWTBゾカナシンガが飛び込んでトライ。イングラウンドはこの日4つ目のトライを奪い、ボーナスポイントを獲得した。さらに57分。適陣でのスクラムで得たペナルティーから速攻を仕掛けたイングランドは、BK陣がボールをつないでWTBマコノヒーが代表初トライを決め、31点リードと突き放した。
イングランドが66分に6個目のトライを決めた直後、アメリカはLOクイルが危険なタックルで今大会初のレッドカードで退場処分。残り10分あまりを14人で戦った。イングランドは76分にもトライを決めてアメリカを圧倒。だが、アメリカは最後のワンプレーの合図が鳴った後に、ようやく初トライを奪い、零封を免れた。
2連勝と勢いに乗るイングランドは次戦の10月5日アルゼンチン戦に勝利すれば、2大会ぶりの決勝トーナメント進出が当確。アメリカは10月2日にフランスと対戦する。
(THE ANSWER編集部)