ウェールズ選手が北九州で感銘を受けた“日本人の美徳”「あまりに礼儀正しくて…」
公開練習は1万5000人が詰めかけ「あんな練習はこれまでありませんでした」
開幕前の16日に行われた北九州市とウェールズ代表の交流イベントには1万5000人が参加。選手がファンにサインをする中、ウェールズ聖歌で試合前にも選手が歌う「カロン・ラン」を地元の少女たちが歌ったシーンをBBCも伝えるなど、そのシーンは海外にも伝わっていたが、パークスもおもてなしを忘れることができないという。
「公開練習は最高でした。あんな練習はこれまでありませんでした。1万5000人の観衆はプロ14の観衆以上です。プロ14を貶めるつもりはありませんが、ただただ素晴らしい歓迎ぶりでした」
スコットランド、ウェールズ、アイルランド、イタリア、南アフリカの5か国で行われているリーグ戦、プロ14の試合を凌ぐほどの歓待ぶりに驚いたようだ。
北九州市以外にも足を伸ばす機会があったという。北九州合宿のオフにチームメートとともに新幹線で広島を訪問していたというパークス。「その土地の文化や歴史に触れることを楽しみにしていた。そして、(広島は)本当に訪ねてみたい都市でした」と原爆資料館などを訪問。そば入りの広島風お好み焼きなど名物料理も楽しむなど、日本文化への理解を深めようとしている。
溢れる日本愛と北九州への感謝を明かしたパークス。ウェールズ代表と北九州の人々が築いた絆もW杯の大きなレガシーになるかもしれない。
(THE ANSWER編集部)